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2006年12月活動記録   

<12月26日(火)>
桜の森32:林相整備 作業小屋仕上 山納め 9時30分~13時30分
川西能勢口(和民):忘年会 17時~19時30分
 菊炭友の会の2006年が終わりました。忘年会に集まった15の顔はみんな笑っていました。
全員、今年を振り返って一言づつ話をしました。皆、満足感で溢れています。
 1月から4月までは、ひたすら炭焼の為の原木の伐り出し、搬出、搬入、炭焼、炭出し。名月窯と黒川窯の応援。雪と雨でスケジュールがこなせず、何だか追っかけられて居るような心理状況の毎日だったような記憶が残っています。
 5月、6月は息抜きのような期間。この時に、8月からのことが芽を出していました。
 そして8月。新会員7名を加えて、菊炭友の会が大きく羽ばたきました。(今、思えばです)その時は、とんでもない事に手をつけてしまったと思ったものです。
その後のことは、皆さんの記憶にも新しいと思います。
 私の感想は、わずか21名のグループで良くもこれだけ専門家ないし、専門家もどきの多岐に亘った技能を持ち合わせた人が揃っていたものだという驚きです。桜の森での活動は範囲の広い分野での知識・技能が要求されましたが、7割程度は内部で対処できたのではないでしょうか。
そして、誰一人怪我がなく1年が終えられた。奇跡的です。

完成した作業小屋の外観です。
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付加がかかる入口部分はシッカリと石が積まれました。こういう、肌理の細かさはプロはだしだと思いませんか。




 26日の作業は11時20分に終了。
その日の朝、小屋の近くのエノキの大木の根元に山の神の来降を願って、御幣をしつらえ、米、酒、水、お神酒を供えた場所に全員が集合しました。盆はエドヒガンの倒木で作りました。
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山納めの儀式です。1年の山仕事を無事に、今、終えたことを報告し、安全のために配慮頂いたことに御礼を申し上げて、全員で2礼、2拍手、1礼で終了しました。
 余談になりますが、自然の中で作業をしていると、山の神、樹の神、日の神、・・・・・・等など八百万の神さまを持っている日本人でいて良かったと思うことがあります。
現在、地球上で問題を起しているのはアメリカをはじめ、一神教の国ではないですか。
自然の中では、人間なんてチッポケなものです。油断をすれば危険が一杯です。そのような中で、八百万の神を心の中に持ち、その神に失礼にならないよう、自分の行動を律する。そのこと、そのものが自分の身を安全に保つ動きに繫がっているように思えます。
縄文・弥生の古代から引き継いできた日本人の知恵かもしれませんね。
気力、体力に自信がある人は、ついつい無理な行動をとります。その自信が、自然の中では神への不遜につながり、怪我につながって行きそうに思えます。
安全第一の観点から、自信は不遜と自戒しましょう。
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昼食のうどんすきです。Kさんの料理の腕はいつも冴えています。全員が腹一杯食べてあまる量がありました。Kさんの私達への労いの思いが、この量になったのでしょう。温かく2杯目は汗をかきながら食べました。e0049740_1195981.jpg
腹一杯、幸せ一杯で今年の活動を終了。
朱塗りの入口も新年を迎える準備を整え、来年まで暫くお休みです。



 私一人、皆より遅れて、桜の森を後にしました。
森への出入り口の所で、なんとなく後ろを振り返った時、目に入ったのが、この冬の雑木林の風景です。
5ヶ月前の荒れた山がこんなに詩情溢れる林になっている。そして、喜んでいる。「ご苦労さま、ゆっくり休んでおくれ」と言ってくれてるようでした。
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     菊炭友の会の2006年活動記録は、これにて終了させて頂きます。
     どなたも、お疲れさまでした。良いお年をお迎え下さい。


<12月22日(金)>桜の森31 林相整備、作業小屋総仕上げ
 9時30分~15時
 今日は、私はついに休んでしまいました。朝1番に医者に行き、19日から今朝までの状況を話すと、今、大流行のノロ・・・・で、今朝は回復していますね。と言うことなので、じゃ!午後、山へ行っても良いですか?と聞くと、今日は止めておいた方が・・。と言われてしまいました。
行っても、どうせ、仲間からバイキン扱いされるでしょうから、家に居て年賀状書きをすることにしました。
 途中、携帯に電話すると、作業は随分捗っているようです。間もなく、特派員から活動報告が来るでしょうから、その記録を掲載します。
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特派員は総料理長のKさんでした。

12月22日  活動報告

曇り空ではありましたが、時折日も差し穏やかな日でした。
冬至のこの日、さすがに山は冬の様相です。
すっかり葉を落とした木々の中で
茶色になった葉をしっかりつけている木が目立ちます。
春先まで葉を落とさないヤマコウバシです。
昨日、杉を切ったおかげでエドヒガンがのびのびと枝を広げていました。
春の来るのが本当に楽しみです。
今日は見学に来られたTさんもいれて13名の参加・・午後からはもう一人参加。
いつものようにそれぞれの持ち場に分かれて作業を進めました。
山の班は林相整備へ。今日はひたすらヒサカキを切っていましたという人も・・・。
終わって小屋のところから見るとなんだか朝見た時よりスッキリしたなあと満足気です。
小屋係は物置スペースの棚つけ、畳敷き、カーテン取り付け、ホワイトボードの取り付けなど・・・小屋がどんどんグレードアップしています。
お寺からいただいた廃材のクギ抜き、薪つくりも進みました、
小屋の周りには溝が掘られ、これで雨が降っても大丈夫・・・。
入り口の鉄板のところはちょっと凝りましたよ。
そうそう昨日切った杉の皮をはがす作業も始まっていました。


<12月21日(木)>桜の森30  機器類操作実習
 9時30分~16時30分
 来年からの本格的な森林整備(桜・救出作戦)の大きな力となる機器類が搬入され、その操作方法を、エドヒガンを取巻いている杉の伐倒という、大変難しい教材で実習すると言う、極めて大事な日でした。e0049740_22595760.jpg






 にも拘らず、ここ何10年、風邪などひいたことがないのに一昨日から体調を崩してしまい、私は無念の欠席です。
しかし、どうしてもいじめっ子の杉太郎がどう処理されるのか見たくて、午後から出かけました。
一本は既に伐倒、玉切りが終了していましたが、もう一本の伐倒方法を充分に観察できました。











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 まず、倒す杉に、高さ6mの一柱梯子にのり、ワイヤーをかけます。そのワイヤーを倒す方向にある樹に滑車をかけ、そこからかなり離れた位置で、今日搬入された手動ウインチでワイヤーを固定します。
そして、チェンソーで 受け、追い と切り、追い口に楔を打ち込む、これだけで杉は少し傾きました。










楔で開いた隙間にチェンソーを差込、更に切り込む。ウインチで少し引っ張る、これで杉は狙った方向に倒れて行きました。


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向かいのエノキに架かったのは少し誤算ですね。まぁ、大きなダメージを与えていないから許容範囲の内と見做しましょう。1本目は、全て狙い通りに行ったとのことです。e0049740_18431270.jpg



倒れた杉を2mの長さに玉切りをします。








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玉切りした物を今日、納入されたエンジン付のウインチで一箇所に集めて一段落です。






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 この杉は、樹皮を剥がして、薪置き場や発電機置き場の屋根に使い、木は丸太ベンチに仕上げて要所々々に置こうと思っています。
無駄には出来ません。
この杉だって、人の手により植林され、今日まで一生懸命生きて来た訳ですから。





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これはキャタピラ付の運搬車です。案外、小さいのに肩すかしを食った感じですが、大いに活躍すると期待します。操縦方法の実習が始まる前に、私は退散しました。やはり長く立っているのは疲れます。ナサケナイコトデ・・。

<12月12日(火)>桜の森29 小屋普請
 9時30分~16時
 前回、雨に降られたことがないと書いたら、早速、降ってくれました。
余計なことを書いたなぁと思いました、昨日の天気予報を見て・・。
しかし、雨で中止したことがない記録を連続させる為に、昨日のうちに手を打っておきました。
 今日、午前中は小屋の中での作業。午後は屋外でも作業が出来、雨にも濡れず、作業は思いのほか捗り、予期以上の成果でした。
こんなことを書けば次回はドシャ降りかな。
 今日の成果の1番。入り口の扉が完成。午後、屋外で作成しました。
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 普通、合わせるのに、
四苦八苦する作業ですが、イチローさんとMさんのコンビは一発でピシャリと合わせました。
プロの領域に近付いた?





 内部の物置スペースと休憩部屋との仕切りも完成です。こちらはもう1人のMさんとOさんのコンビです。これも「今日完成だね」と口では発破をかけてはいましたが、そうなるとは見事です。
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 小屋に似合わぬ、サッシのある立派なドアや引き戸でしょう。
これは産業廃棄物になる運命にあった物を再利用しました。大きな窓も同じです。Tさんが現在、リフォームの設計・施工管理をしておられる現場から回して頂きました。
立派なのは良いのですが、取り付けるのが大変。Mさんは知恵を絞りつくして作業をしている感じでした。
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蛍光灯と時計です。家の片隅で埃を被っていた物が働き場所を得ました。
「山の作業小屋になんでこんな物が有るの?」 あるんです!
そのうち、客間?も見せましよう。
 ジローさんと私は木レンガを敷き詰めました。ほとんどジローさんです。
これも完成!完成写真は撮っていません??
 天気の良い昨日、二人で作っておいた木レンガです。これはエドヒガンの
倒木を利用しています。幹の太い部分を記念になるようストーブの焚口の前に敷いて置きました。
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<12月8日(金)>桜の森28 小屋普請 
9時30分~16時
 桜の森で活動を開始した8月1日の第1回から数えて、今日で28回目。
27回までの連続記録が今日で途絶えるかと思いましたが、続きました。
何かと言うと、活動日が雨で中止になったことがないということです。
今日はダメかと思いましたが、夜半に降っていた雨も朝には上がりました。

 山は濡れているし、参加人員も少ないので、全員で小屋普請をしました。
時間がかかっていた入り口の扉も、次回で完成でしょう。
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 これにより竣工式は予定通り1月7日の山開きと同時に挙行できる目処が立ちました。
 床に間伐した木片のレンガを敷きました。今日1日で敷けたのは半分です。次回は木レンガ造りからの作業になります。結構、量が要ります。
泥だらけの靴で作業したものですから、写真の掲載を止そうかと思うほどです。本来は良い感じの物が見苦しくて申し訳ありません。
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<12月7日(木)>桜の森27 小屋普請 
10時~15時
 有志6名の参加。Tさんが本調子ではないにも関わらず参加して頂きました。やはり、プロの目は違うなと感じる指摘が飛びます。
 今日の最大の作業は、入口の扉作り。Mさん、Kさん、Dさんの3人がかりです。あと2日位で完成でしょうか。
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e0049740_17455270.jpg発電機です。大変高価な
物ですが、これがあるから電動工具が使え、能率が格段に上がります。もちろん、夜は電灯を灯すことが出来ます。

Sさんはチェンソーで木を輪切りし、小屋の床に敷く、木片のレンガ作りをしてくれました。

私は、ストーブと囲炉裏の回りにテーブル等を整備し、囲炉裏に炭火を入れてみました。暖房と調理設備はこれで完了です。

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 ストーブに火が入っている限り、お湯が何時も沸いている状態になります。お茶はもちろん、お湯が必要な昼食を持参されてもOKです。マイカップを小屋において置くのも良いでしょう。どなたか、家庭で不要になった小さめの食器戸棚があれば提供して下さると助かります。

<12月5日(火)>人と自然の博物館
 10時30分~12時
 10月18日に桜の森で植生調査実習を開催した結果を踏まえて、服部先生が解説をして頂けるというので、兵庫県立大学自然環境科学研究所(博物館と同居)に出かけました。15名の参加です。
 桜の森は植物とそれにつながる昆虫との関係で、非常に興味深い森であると言う先生の話を聞き、さらに、やる気が出てきます。これからの整備の方向を考えるのに多くのヒントと楽しみを与えてもらいました。
しかし・・・植物の勉強がやっとなのに昆虫の勉強もしなければなりません。
もっとも、そうすることにより、生態系についての理解が深まり、適切な森林整備の在り方をも認識できるのでしょう。・・・が、大変な晩年(と言うには、まだ早い?)を過ごすことになりました。
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<12月3日(日)>桜の森26 小屋普請
 10時~15時30分
 活動日ではありませんが、Kさん、Mさんと3人で小屋の普請をしました。
T先生は体調を崩し、大変なようで心配です。充分に静養され、早い回復を願っています。
今日は、Tさんへの報告を兼ねます。
 屋根のテントが短かった分、カラー鉄板で補いました。
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 昨日、テントを縦横シッカリと張替えたうえでの作業でした。外観もスッキリしました。
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Mさん、Kさん二人がかりで、4時間かけて窓を取り付けてくれました。網戸付で、小屋に相応しく?立派な、そして大きな窓です。
これで、居住空間への雨漏り、吹き込みの心配は解消されました。









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私も頑張りましたよ。
窓と薪ストーブと囲炉裏のある風景です。
3人で、窓と囲炉裏の完成を祝って、コーヒーで乾杯しました。









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余談ですが、いつの間にか道具類も増えてきました。小屋は、未だ戸締りが出来ないので、高価な道具は、その都度運んでいます。






 帰りに黒川窯の側を通ると、向かいの山からチェンソーの音、見上げると、二人がクヌギの伐倒をしていました。


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ようやく、今シーズンの炭焼活動が始まったのです。
窯に寄ると、奥さんが小豆の皮を剥がしておられ、「いよいよ始まりましたね。今年は少し遅いですね」と声をかけると、「そうやねん、早よせんと炭が足らんのよ」との答えが返ってきました。

 クヌギとコナラの紅葉に西日があたり、輝いていました。

<12月2日(土)>桜の森25 屋根工事 林相整備 作業道標識付   
9時30分~17時
 何だか、バタバタしていて、今日は写真を撮っていません。料理長のKさんに申し訳ないです。と言うのは、桜の森で初めて、料理をストーブで温めました。Kさん特製の豚汁です。寒い日に温かい物は心まで温かくなり、何時もながら、とても旨かったです。桜の森初ですから、カメラにおさめるべきでした。お許し下さい。
 ストーブも近くの人は暑いと言うほど、温かでした。
 私は、黒川の会議(まちづくり交流会)に出席の為、途中で引き上げましたが、作業は着々と進んだ模様です。
 中途半端な形になっていた屋根が完成。
林相整備は、2号路を歩いている人が見通せる箇所も出来るほどに進みま
した。
作業道の50の単位の標識も付きました。その過程で、前回の実測値に50mの誤りが発見され、重機で拓いた道は600mを650mに、三角点までが
750mを800mに訂正です。
 明日(3日)、有志が小屋普請に出ます。私は囲炉裏を完成させようと思っています。


<12月1日(金)>桜の森24 境目確認 
10時~15時
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 光陰矢の如し。今年も、今日から師走。
11月の最終活動日から10日。桜の森を同じ場所から撮ってみました。わずかな間に紅葉が大きく変化しています。
 「短い期間によくここまでやりましたなぁ」同じような賛辞を複数の方から頂きました。今日は、黒川自治会の会長と5名の山係の役員が揃って、桜の森に入ってこられました。
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実は、隣接の山主から「越境している」とクレームが入り、両者寄っての境界確認に私達も立ち会えとの自治会からの申し入れで、Mさん、Nさんと3人で対応しました。
3者そろって、境界域の境目石を探しながら山を歩き、結果、何ら越境はなし。地図と感覚だけでものを言っていた先方の間違い、と言う結論になりました。
 タダでは帰しません。小屋のすぐそばにあるエドヒガンが隣の杉林の数本に取り囲まれいじめを受けています。この杉を伐らせて欲しいと申し入れ了解を取り付けました。それだけではなく、適当に間伐するので、何本かの杉をいただくことにもしました。
 最大の収穫は、自治会が弁当(立派なの)を用意すると言われるので、こちらは温かい味噌汁(インスタントデスケド・・)を準備し、昼食をとりながら、とても良いコミュニケーションが図れたことです。
 ピンチをチャンスに替えることが出来ました。
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by cn1397 | 2006-11-21 17:10 | 2006年12月活動記録 | Comments(0)