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2007年3月活動記録(No.2)   

<3月30日(金)>桜の森56 第5回炭焼 
8時30分~17時20分
e0049740_19431793.jpg 第4回目の炭出しをしました。
先日「1番良い炭が焼けている予感がします」と書きましたが、予感は当たりました。単なるヤマカンでは無く、それなりの幾つかの現象から判断したのですが、長くなるのでやめます。
とにかく、良い炭が焼けました。
途中で、煙が止まるなど、とんでもない事件が起こっても結果は上出来。ものごと、結果が出るまで捨てては駄目ですね。これまで歩んできた人生だってそうだったじゃないですか。
 第5回目の炭焼に先立ち、煙道を小石1個分位大きくしました。土で造った窯、荒っぽくと言っても良いほど、経験とカンだけで、科学的な基準も無く造られた窯です。しかし、デリケートなのには驚かされます。煙道から出る煙と、焚口から出る煙のバランスが小石1個分の調整でとれたようです。前回と違い、煙道の煙も、元気です。
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 今シーズン実質上最終の炭焼になる今日、焚口から火を噴出させないよう、丁寧に焚きました。
今日、木を入れた炭は10日に出し、また、木を入れ焼きますが、その炭は、来シーズンまで窯に入れたままにします。2回連続して火を出させるような、雑な焼き方をしてしまいました。火を出さないよう焼いた結果、点火からメンヌリ(16時30分)まで5時間30分かかりました。次のクドサシは、その前の徴候を観察できるように、明朝からの空気調整を上手く出来れば良いがなぁと、少し興奮気味です。
興奮気味なのは、炭焼だけで・・イエイエ、桜の森にエドヒガンが予想以上に多いのに興奮しています。下の写真の花は全てエドヒガンです。
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3月31日9時現在の窯の状況
煙突から元気良く煙が上がっています。  空気穴をこれまでより強めに絞りました。e0049740_129228.jpge0049740_1293777.jpg










e0049740_12102811.jpg 朝9時に、空気調整に窯に行って見ると、1番石とレンガの隙間に詰めた粘土が、剥がれ落ちており、急遽、粘土を捏ね、隙間を封じました。

 3月31日17時20分 
空気穴に更に小さな小石を置きました。 e0049740_1811957.jpg 












e0049740_11325494.jpg 4月1日9時30分更に小石1個加える。
煙の出かたを見ていると、クドサシのタイミングは
今夜半になりそうに思えたので明朝まで延ばすため、空気穴に小石1個を加えました。
このあたりのことが、住居と窯が離れていると、苦労するところですね。
このタイミングになれば、変に操作せずに、窯の思うに任せる為に、小屋に泊りがけで対応すべきでしょうね。来シーズンの課題です。



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 空気穴を絞るだけでは心もとないので、煙突も5分の2程絞りました。
4月1日10時です。
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<3月29日(木)>桜の森55  30日の準備 
 9時30分~12時
 明日の為、Mさんと二人で、運搬車を借りて、お茶炭用の細いクヌギを搬入するなど、諸準備をして来ました。
明日を含めて、あと2回炭焼をしますが、最後は、焼いたまま窯から出さずに、そのまま置いておきます。従って、今シーズン最後の炭出しをする木を明日入れます。言わば、仕上げの炭焼です。窯の癖も少しは分ってきました。良い木も揃いました。良い炭を焼きたいですね。
e0049740_1646518.jpg 山が日一日と変わっています。この変化の過程を味わえるなんて、実に贅沢な話で、ほのぼのとした気分になってきます。
ほのぼのと言えば、「エドヒガンの花はイイね~、慎ましやかに静かに咲いてるネ~」とMさんとの会話です。
 山の様子の写真を沢山撮ったので、載せたいのですが、現地に来られた時の、皆さんの感動の邪魔をしてはいけないのでやめておきます。

 そのかわりに、今日、撮れた小鳥の写真を載せます。
イカルです。この森で午前中、特に朝、「キーキーキョココキー」と大きな声で鳴いています。


<3月27日(火)>桜の森54 県の監査  
10時~15時
 兵庫県から担当官が出かけて来て、年度末の監査が実施されました。会計のKさんにNさん、Mさんと私で対応しました。主に会計、備品管理、整備面積の三点です。
書類の書き換えを求められた部分がありましたが、基本的なことは問題なく終了しました。
 
 写真で報告しなければならないのは、監査より、桜のことです。
エドヒガンが咲き始めました。駐車場から下りる所にある若木です。
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   小屋の横の木も蕾が
  膨らんでいます。











1号線の奥のエドヒガンの花弁です。画像をクリックして楽しんで下さい。
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今日の風雨で落ちたのでしょう、エドヒガンの蕾です。


下の画像を拡大して、ご覧下さい。山全体が赤味を帯びてきました。桜の蕾が膨らんで来ています。

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<3月23日(金)>桜の森53  炭材調整 
9時~16時
 13日に、黒川自治会のMさん管理の山から、炭材の切り出しをしました。その跡片付けが今日のメイン業務です。
 それに先立ち、私は窯に行きました。
煙が出ていない!
煙突に駆け上がる。煙の吹き出し口が焼けて白くなっています。
「よっしー!」
火が再度、消えたのではありません。クドサシの時期が来ているのです。
20日に点火、そして、21日に消え、再度、窯焚きという経過からすれば、クドサシのタイミングは24日に来ると思っていました。結果は途中で消えた影響はなく、当初の予定通り、今日、来ました。e0049740_2011633.jpg
 煙の吹き出し口に、マッチをかざします。
「ひと~つ、ふた~つ、み~つ、
よ~つ」と言うか言わないかで、マッチに火がつきました。

間違いなく、クドサシのタイミングです。

しかし、マッチに火がついたのは「み~つ」ではなく、「よっ~つ」の途中です。

「み~つ」が窯の温度400℃とすると、「よっ~つ」は、400℃前の「よっ~つ」なのか、400℃を過ぎたものかの判断が、悲しいかな、ここへ来る過程の煙の状況をを見ていない、通いの炭焼人には分りません。
 私は、安全策をとり、"前”の「よっ~つ」だと決め、一緒に居たDさんと、煙の吹き出し口が見える窯の上の方で、上げ木の調整作業をしながらタイミングが来るのを待ちました。
見ていると、間歇的に淡い煙が出ます。
1時間半経過後、確たる自信なくクドサシを実施しました。確証がなくて言うのですが、この窯で、これまでで、1番良い炭が焼けている予感がします。

 ここ暫く、細かなことばかりクドクド書いたので、皆さんは半ばうんざりされていませんか?
良いものをお見せしましょう。画像をクリックして、画面一杯で見て下さい。 
 兵庫県立大、服部教授言うところの、日本一の里山風景です。
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<3月22日(木)>桜の森 空気穴調整 
 9時30分
 今日は、これは着たくないなぁと思いながら、まさかの時の為、木綿の炭焼衣やヘルメットを袋に入れて・・・カップ麺も1個放り込み、窯に向かいました。
どうか、火が消えていないように・・・。
 煙が見えました!あまり元気は良くありませんが・・・出ています。e0049740_10333454.jpge0049740_10335515.jpg 










 9時30分。空気穴のすぐ内側に溜まっている灰を取り除き、小石1個を空気穴に置きました。この石が、窯を大きく変えると思うと、緊張します。
 今回は何時来るか検討がつかないクドサシ(多分24日早朝?)まで、このままで行くと決心しました。
ー17時現在の状況ー
 17時頃の様子を、国道から覗いてきました。元気良く煙が出ていました。もう、消えることはないでしょう。
黒川窯の大・小二つの窯から出ている煙も見えました。今、黒川では、三つの炭窯から煙が出ています。こんな狭い範囲で炭焼の煙が三筋も立ち上っているなんてのは、全国でもめずらしいでしよう。さすが、菊炭の本場です。


<3月21日(水)>桜の森52 空気穴調整 
 窯焚き→メンヌリ  10時~13時
 朝、9時に空気穴の調整に窯まで出かけました。どんな煙かな~と、窯の手前から空を見たり、気にしますが、煙は見えません。
風向きが違うのかと、思いながら、窯に到着。
出てない!・・・エッ~ッ! 煙突まで駆け上がって見る、煙が止まっている!
 原因は、分る気がします。前回、ヌカ火が出た時、黒川窯主夫人は「火が引いたら、30分ばかり、チョロチョロ焚いて、それで、窯を閉めなさい」と言われ、そうしました。
今回は、火のあまりの激しさに、押さえ込むのに必死で、一気に閉じ、炭を少し放り込んだだけでした。内心「やっぱり!」という気もあります。
 さあ、どうするか・・・。空気穴に石ころを1個だけ、置きに来た身は、作業をする服装でもなく、心構えも出来ていません。
「墓参りに行こう。10時に出発できるように・・・」と言い残して、家を出たくらいですから。
 Mさんに携帯。資材調達にお寺に来ていて、駆けつけても10時は過ぎると言う。
私は一度出直すことにしました。途中、黒川窯に寄ると、運良く、夫人が在宅。アドバイスを受けます。
 服装を整え、弁当も買い、10時に作業開始。まず、焚き木集めからです。e0049740_165468.jpg
 焚口のレンガ(熱い!)を外すと、点火準備の段階と同じ状態でした。
10時30分、点火。
チョロチョロ燃やしなさいというアドバイスに従って・・・、火はすぐに燃え始めます。
このまま、窯の温度を上げれば、最初のメン塗りと同じような煙の出かたになり、そして、メンヌリとなる、というのが今回の作業です。
 11時過ぎに、黒川窯のMさんが、様子を見に寄ってくれました。
順調に燃えている時でした。

「この煙はもうすぐ・・でしょう?」というと「マダマダ」と言います。
煙突からの煙が本物でないと言うのです。しかし、この窯と一番長く付合っている私には、
煙突からの煙は不満ですが、焚口からの煙は、今にも火が出そうな煙だと思えるのです。
    案の定、11時40分、火が出ました。
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「煙道が詰まっとるんちゃうやろか」「煙道の方へ行かれへんから、焚口に来る・・・」
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 今回、炭出しをした時に、点検した煙道の写真を見せました。「これは狭すぎるわ」
早く、自分達の判断基準を持てるように、経験を積み重ねなければと、また強く思いました。
 またアドバイスも、出来る限り、現場で受けられるようにするべきだとも思いました。
その意味で、今回もまた、良い経験をしました。
”煙道が狭すぎる”といことで、前回からの諸問題が整理出来そうです。
 ジローさんと共に駆けつけたMさんと、目から鼻から涙を流し、煙に咳き込みながら、火を押さえ込み、レンガを積みました。
今回は黒川窯のMさんのアドバイスにより、レンガ積みの途中で、沢山さんの焚き木を放り込みました。私達流に炭も入れました。これを充分にやらなかったのが、今回、煙が止まった原因でしょう。12時30分、メンヌリを終了。シッカリ燃えているのを確認して、窯を後にしました。
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 空気穴調整は明朝に延期です。そして、墓参りは24日に・・・。

by cn1397 | 2007-03-21 13:46 | 2007年3月(2)活動記録 | Comments(0)