菊炭友の会:2007年10月活動記録
2013-05-25T07:10:45+09:00
cn1397
森林ボランテイア団体『菊炭友の会』は兵庫県が推進する「里山ふれあい森づくり事業」 の一翼を担い、 川西市黒川において「黒川・桜の森」の整備計画を推進中です。
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2007年10月活動記録
http://kikuzumi.exblog.jp/6558460/
2007-10-02T18:14:00+09:00
2013-05-25T07:10:45+09:00
2007-10-02T18:14:10+09:00
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2007年10月活動記録
9時30分~15時
準備の追い込み段階での参加者数が少なくピンチに陥りましたが、参加者の献身的
な頑張りで、何とか格好がつきました。
一番労力を要した桜の園から広場への連結路が完成! 国道からも見えます。 ランドマークツリーの向こう側に見えるでしょう。
誰かが「あの桜伐ったら、もっとよう見えるで~」 エエッ~!疲れのあまり、思考力が??。
連結路の終点は階段ではなく坂道となります。
直接、ランドマークツリーを目指すと根を踏みつけることになるので、大きく迂回します。
これが大変、そこは猪が何を狙って掘ったのか大きな穴が連続しています。
穴を埋めるのは、掘るのと同じ労力が要るのですね。
全てを人力で普請した、桜の森第1号の道の完成です!
一庫ダムから拝借し、昨日運び込んでおいたパネルに写真を貼り終えました。
パネル3枚、表裏を使用すると、それで充分。紐で吊す必要はなくなりました。
追い込み仕事の最後は、以前から気になっていた、国道からの降り口の整備です。
通いなれた私達でも、ここを通る時には神経を使います。
階段を造ります。随分手馴れてきました。
降り口には県から貰った”作業中”ののぼりを立てるようにもしました。
これで、里山まつりは勿論、
小学生がやって来ても大丈夫でしょう。
<10月28日(日)>歩む会・妙見演習林 番外記録
10時30分~14時30分
久し振りに、歩む会に参加してみました。残念ながら、今日は芦生へ泊まりで観察会の日で殆どそちらへ行かれたようです。そういうことも失念するほど、最近は不熱心な会員になってしまっていて申し訳ない限りです。
今日参加した4名は全員、菊炭友の会の会員で、午後になって、久し振りにお会いするKさんが来られただけでした。
こういったグループの活動日は何処も大方、月1~2回で、皆さん2~3グループに加盟して居られるようです。
私自身「菊炭友の会」の桜の森が始るまでは「歩む会」の他、「能勢里山クラブ」「川西里山クラブ」と、4グループに参加、活動していました。
菊炭友の会の桜の森の活動が始って、それが週1の頻度になると、さすがに4グループの活動は無理で、両里山クラブを退会し、色々教えて頂いた長老が参加される歩む会には、こうして、たまに参加しています。
歩む会の活動地の林床には踏み場も無いほどコナラのどんぐりが落ちています。これが、クヌギであればなあと溜息が出るほどです。
ブナは5年に1度、大量に実を落とすとか、クヌギにも同じようなサイクルがあるのでしょうか。
菊炭友の会のメンバーでもある
他の3名は、ここでも土木工事屋さんです。
「悲しい習性やな」と冷やかすと「山へ来ると言うことは、こういうことをするということ」と返事が帰ってきました。
私はと言えば、ご覧の通り、里山まつりの展示用写真の整理。
4人とも、菊炭友の会の範囲を超えていません。 と言うことで、番外編として記録しました。
<10月26日(金)>桜の森85 ベンチ、竈製作
9時~13時30分
『黒川・桜の森』は兵庫県川西市の北部にあります。兵庫県と大阪府の境界が入り組み、
京都府がすぐそこという所です。
山の天気で、天気予報は兵庫県でも大阪府でもなく京都府南部の予報が比較的近い、と
これまでの経験で感じられます。当日朝の天気予報で京都南部の降水確率が50%を超えていれば活動中止と決めています。
今朝8時頃、雨は止んでいましたが、降水確率は午前70%、午後60%で、ルールでは活動中止です。しかし、参加予定の6名全員が集合しました。もっとも、うち3名は雨でも集合と電話で声をかけていましたが・・。まだ、里山まつりの準備が整っていません。
予定では、今日、作業途中の散策路を完成させ、来場者を持て成すためのぜんざいと餅焼き用の竈を造り、大人数の為のベンチを設える予定でした。
天気は、またまた私達に味方してくれました。昨夜からの雨なので散策路普請は次の活動日(30日)回しと決めていて、竈とベンチを何とかしたいと思っていましたが、出来ました。
午前中は降らずにもってくれました。 予ねて用意していた杉でベンチ造りです。
ブロックを積んで竈を作ります。
空気取り入れ口も工夫しました。
煮炊き用と、網焼き用の
二つの竈の完成です。
燃料は勿論、自家製の炭です。
斯くして、30名収容可能の野外食堂が完成しました。
作業小屋の向こう側では、さらに15名程度が座れるようベンチ造りが進んでいます。
作業を終え、昼食を済ませる頃に雨が降り始めました。
よく今迄我慢してくれたものです。
後は小屋でチェンソーの整備、
キャンプ場から緊急注文の焼き芋用の炭と薪を納品し、今日の活動を終了しました。
<今日の生物>
クヌギ(ブナ科)のどんぐり
殻斗の燐片に半ば覆われているが、落ちたものは実だけ分離している物が多い。
実は2年かかってみのる。アベマキとの区別は私にはつかない。これは、クヌギにまちがいない、木を確認した。
牧の台小学校の3年生が里山学習体験授業としてクヌギのドングリから苗を育て桜の森に植樹するというので、ドングリ拾いの場所を昨日見てきました。
ない!私が知っている場所、全てを見て歩きましたがありません。焦りました!
落ちた形跡はあるけれども、それも少ない。既に拾われたのでしょうか、殆どありません。
何とか、児童80名が育てる数だけでも探さないと・・・と思っていました。
意外と身近にありました。有っても、草の陰に転がり込んで見つけられないだろうと当てにしていなかった桜の森にありました。正確には、桜の森の入口手前です。
幸い、まだ木についた状態の物が多く、来月8日まで、持ってくれたらなあ~と思うのですが・・・?
<10月16日(火)>桜の森84 散策路工事・下刈・ポール建
9時30分~15時30分
今日は汗が出ても快い汗で、収穫の多い日となりました。
まず一つ。桜の園から広場への連結路が8割程度出来ました。道路工事屋さんが大いに自慢する上から見た道です。
朝、資材をキャタピラ車に乗せ、現場へ向かう工事屋さん5名です。
親方が写っていません。
このような所を切り開きます。
笹刈りをして。
坂道で通す部分もあり。
階段にする所もある。
下から見ても、結構、格好良い
じゃないですか。
写真の撮り方が上手い?
ウン!それもある。
そして、大変お疲れになって
引き上げて来られました。
その間、3名の下刈隊は、直登ルートを上へ、4日の里山まつりの案内コース整備と、8日の牧の台小学校・森林ボランテイア体験学習のヒサカキ除伐の周辺整備を兼ねて、3台の刈払機を回し続けました。
気持ちが良いですね~。やはり、林床はこれでなくては。 もう1枚! そして、T建築士、1人でコツコツと、こんな物を建てあげました。 コウノトリの巣?
では、ありません。
臨時に、県から貰ったのぼりを
つけて見ました。
さあ!今度は会の旗をどんなもの
にするか?
日の丸ならぬ、菊炭の丸?
帰り間際の逆光の写真で
今日はおしまい。
<10月7日(日)>桜の森83 幹事会
9時30分~15時
今月から、第1日曜日は活動日と決めました。現役の若い方の入会を促進する為です。自分の頭のボケ具合からも若い力の必要性が実感できます。
今朝、起きて雨戸を開けると甘い香りが漂ってきました。その花の名前がなかなか思い出せません。現物が見えているのに・・・。(これは、病院に行き検査した方が良いのでしょうか)
第1日曜日と言えども、参加者が3名に満たない場合は流会ですが、今日は5名の参加。
それに、第1日曜日に相応しいお客様がありました。県の「豊かな森づくり課」の紹介で、卒業論文をまとめるための取材にと、神戸芸術工科大学、環境デザイン学科のA君です。
テーマは『里山保全活動と地域交流』。 今日で、五つ目のグループ訪問だそうで、お役に立てたかな?帰りに「それぞれに特徴があって面白いですね。共通していることは何かのかたちで子供さんが絡んでいることです」と言うので、「ボランテイア活動をしているグループはみんな、次の世代へ何かを残したいと思っている、その表れだろう」と話しておきました。
一の鳥居駅で「また、いらっしゃ」と別れました。
取材に答える一方、作業らしいことはなしで、幹事会に置き換え、4日の「黒川里山まつり」と8日の「牧小のボランテイア体験」の対応について話し合いました。
少しは作業もやったかな。
ゴミを燃やし
旗掲揚柱の加工をし
(Tさんは国旗ならぬ会旗を作り、活動日に掲揚したいとの意向です。)
そして、作業管理板を設置しました。活動日には小屋の扉に取り付けるようにします。
各運営委員が作業予定を書き込みメンバーに告知出来るようにしました。
当面、考慮しなければならないことを右端に記入しておきました。
<桜の森 警報!>
A君を案内して歩いている時、10m程先で「ド~ン、ガサガサ」と大きな音がするので、猪か鹿が跳びだしたかと思いました。(朝、鹿の鳴き声を聞いてもいたので・・)行って見ると、蔓です!
蔓が落ちてきたのです。そのような時期になったのですね。
今後、充分注意して下さい。
<今日の生物>
ツルリンドウ(リンドウ科)
地表を這ったり小さな植物などに巻きついて立ち上がる。
目立たないけれど初秋を感じる
いい花ですね。
花がおわるとルビーのような実をつけるそうです。
ヨウシュヤマゴボウ
(ヤマゴボウ科)
「西洋から来た種類の山牛蒡」が名の由来。アメリカヤマゴボウとも呼ばれる。北アメリカ原産の帰化植物であり、草丈は1.5mほどになる大型の植物である。
牛蒡なら食べられると思うと、大きな間違い。これは毒草で実以外は食べてはいけない。
<10月2日(火)>桜の森82 散策(回遊)路開拓・薪整理
9時30分~15時30分
今日から、通常時間帯での活動です。山は日陰に入れば「涼しい!」と感じられるようになりました。
一般市民を迎え入れるには、整備不充分で、少し早いとは思いますが、11月4日に開催される”黒川・里山まつり”で”黒川・桜の森”をデビューさせることにしました。
『里山』について、『自然環境』について考えてもらうには、現在の姿を見て頂く方が理解しやすいと思うからです。と言っても、そのような話だけでなく、楽しさもなければなりません。
桜の森で楽しさの一番は、やはりサクラを思うこと。
「花の頃は素晴らしいだろうな~」と思ってもらえるようにしなければなりません。
作業道を活かして、この森の、桜の名所No.1とNo.2を回遊できるよう散策路を切り開くことにし、その作業を開始しました。
このルートに当たる部分は、未開拓の為、今なお背丈2m以上の笹藪が続きます。
笹の処理に、3名が刈払機3台で1日かかりました。
次回から、道としての整備にかかります。
炭焼窯も珍しく、興味を持たれる所でしょうから、整理・整頓にかかりました。そのために、積み上げていた薪を、薪専用の作業場へ移動させます。キャタピラ車が活躍してくれます。
何ヶ月振りでしょう。
森の入口から炭焼窯が見えます。
T建築士は入口広場を楽しく演出します。
<今日の生物>
キチョウ(シロチョウ科)
今は産卵の時期でしょうか。
地面スレスレを激しく飛び回っています。
蝶そのものが珍しいのでなく、
私の腕で、それも作業の合間に、撮れたことが珍しいです。
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