<12月25日(火)>桜の森96 平成19年山納め
9時30分~14時
「作業を11時に切り上げて、神殿?前に集合してください」と言ったけれども、勿体無いという意見が出て、11時45分まで作業をすることになりました。「ほん~まに、すきなんやね~」と言った山係の人を思い出します。
ヒサカキを伐り、杭をつくり、 エドヒガン養生のロープを張っています。
薪を割る人、 運び出す車止めを整備する人
神殿??周りを掃除する人。 神事?の準備も整っています。
篩を作る人。(何に使う? 炭焼の時に効能を聞かせましょう。)
チェンソーのオーバーホールをし、 燃料を調合する人
その間に、昼食が作られています。 まあ~、ほん~まに、よう~働く人達や。
山納め神事?です。 2礼、2拍手、1礼。
今日の神事?での祝詞?
「山の神様に申し上げます。大変お騒がせしましたが、今年の山仕事、只今をもって終了致しました。活動に参加した延人員711名、誰1人怪我なく終えられたこと、深く感謝申し上げます。後は、山仕事に復帰すべく頑張っているNさんを見守ってあげて下さい。
これにて、平成19年の山納めと致します。」
後は、直会?。 Kさん、心づくしの豪華うどん。今日は格別良い味でした。
迎春準備も出来ました。
本日の参加者は久し振りのNさんを迎えて16名でした。
桜の森の樹木もすっかり葉を落とし、冬眠に入りました。
私達も、しばらくゆっくり休みます。どなたも良いお年をお迎え下さい。
菊炭友の会、2007年活動記録、これにて終了です。
<12月21日(金)>桜の森95 黒川自治会々員参観・新規開拓
9時30分~15時30分
今日の活動報告はKsaさん、Mtoさん、写真をTさんにお願いしました。私はまとめだけです。
今日の私の気持ちを俵万智風に言えば
「こんなに綺麗にして頂いて」と黒川の人が言ったから十二月二十一日は桜の森記念日
3名からの原稿がメールで届きました。
<桜の森 午前発:Ksa特派員報告 写真:Tカメラマン>
今日は山主さんたちが黒川桜の森に来てくださる日、私達が待っていた日でした。
沢山来てくださったら嬉しいのだけど・・・と思っていたら
来てくださいました。12人も!
「地元説明会の時には声をかけて・・」と言われていた川西市役所の方を含め黒川まつりの黒川住民以外の実行委員も3名参加して下さいました。
今日の一番の御馳走・・・焚き火を囲んで先ずは私達の自己紹介です。
メンバーの一人は「今日はこの山の持ち主の方々に来ていただいたのでようこそ
というのは違いますね。」と言いました。
そうなのです。私達が皆さんからお預かりして、この山を整備させてもらっている
のですから・・・。
日本の森林、里山についての解説をしました。桜の森の一面の笹を刈り、樹に巻きついていた蔓を切り、整備してきた様子もお話しました。
いよいよ山へ案内します。
黒川里山まつりの時と同じコースです。
とても熱心に活動のようすを見ていただきました。
シンボルツリーのエドヒガンの前では私達がこの木に感じている愛情と尊敬の気持ちを同じように感じてくださるのが伝わってきました。とても嬉しいことでした。
「私達ができないことをしてもらってありがたい。」と言ってもらったことは私達にとってもありがたいことでした。
山主の皆さん、これからも活動を暖かく見守ってください。
そして、いつでも遊びに寄ってくださいね。
さすが、女性の感性が伝わります。
一行をご案内、お見送りし、昼食を済ませ「クリスマスまでに50束納めて・・」という薪ストーブ屋さんの注文に応じ、私は、Ktaさん、Mriさん達が準備しておいてくれた薪を積み、途中Mtiさんと合流、配達の為桜の森を離れました。
<桜の森 午後発:Mto特派員報告 写真:Tカメラマン>
午後の作業は Doさんが加わり11名でスタート。笹下草刈り作業に6名で4台の刈り払い機がフル稼働。午後3時まで休憩なしで取り組み、山裾の刈り取り予定区域を完了。来春、小学生達が里山体験学習でのクヌギ植林の予定地を拓き終えました。笹刈りの皆さんは疲労困ぱいの顔ではなく、「ア~ 終わった! 終わった!」と難作業をやり遂げた実に満足げなニコニコ顔でした。
その他作業は作業小屋の整備とペンキ塗をする人、薪割り、車置場の整地、樹木のネームプレート作成、小屋の周囲のゴミ拾い清掃など迎春準備。
畑としての使用目的で作業小屋の軒先に肥えた土壌も運びこみました。来春にはゴーヤを植え付けて夏の暑さ対策に日かげと同時にゴーヤを食する一石二鳥の構想です。遊びを考える心の余裕が嬉しいじゃありませんか。
少しずつ見学者、来訪者が多くなってきましたので、我々が里山整備を楽しみながら進めている事、里山で遊んでいる事をアピールして行きたいものです。
皆さんお疲れさまでした。
そして、黒川の皆さん、今日はありがとうございました。この日の訪れを首を長くしてお待ちしておりました。今後とも、よろしくお願いいたします。
<12月15日(土)>桜の森94 自治会山係役員視察・来客案内
8時30分~15時
今日は、Mtiさん、Mtoさんと
3名での応対です。
朝、冷たい風が吹き、幟は山係役員(自治会長を含めて6名の)会議の状況を予見したかのごとく、真横にはためいていました。
山係全員で来て頂くのは、これで
3度目。案内は1号線から4号線手前、新道から引返す何時ものコース。これからの整備の方向(主として伐採の考え方)を説明しました。
「ほん~まに、好きなんやね~」視察の終わり段階で、お1人の言葉です。役員と私達の関係は労いと評価がこもった?この一言で象徴されていると思います。
ですから、「怪我せんようにな~」と言って帰って行かれると思いましたが・・
「お茶でもどうぞ・・・」との誘いで小屋に入ってからが本番!
激しく意見が飛び交う役員会が12時近くまで続きました。
山主が36名おられ、意見を一つにまとめるのは、途轍も無く難しいことなんだと、またまた知らされました。山係の役員さんは、私達が、この地に入ろうかという時点からずっと、この問題から開放されていなかったようです。
里山まつり後の交流会で「ご案内します。是非、早い機会にお越し下さい。21日でも結構です。」との私の呼びかけが、議事録に記載され、全家庭に配布されているようです。
「21日に、とにかく見てもらおう。現場を見てもらえば分かるやろ」という結論?のようです。
さぁ、大変!体調を整えなきゃ。
今日は遅くとも11時頃には終わるだろうと思っていましたので、接待用に缶コーヒーを買うためコンビニに寄りましたが、弁当は買っていません。しかし、サンドイッチを衝動買いしてしまいました。
役員の方々をお見送りして小屋に入ろうとすると、リュックを背負った集団がゲートを入ってこられます。
「Dさん!」と先頭の方から声をかけられました。エッ?です。頭のコンピューターを回しますが、何方か分かりません。いよいよ、ボケたか・・。
「里山まつりの日に来ました。良かったので仲間を案内してきました。居られて良かった!」
ホッ!としました。
聞けば、「東谷ナチュラリストの会」の皆さんだとのことで、今日のリーダー1人が里山まつりに来られたそうです。大勢の中のお1人だったわけで、私のボケのせいではありません。
桜の時期ではない今、良い所があると仲間を案内してこられるなんて、イイジャナイデスカ!
案内お願いできるでしょうかと言われ・・皆さんお昼は?・・未だです・・どうぞ小屋の中で・・ストーブに火が入ってますから・・
遠慮されて、野外食堂ご利用です。
この写真で数えると13名おられたようですね。
リーダーから「里山まつりの時お聞きしたことをまとめたものです。今日、私がみんなに説明するつもりでした」とメモを渡されました。
「生き返った里山を観察」と書いたメモを、小屋の中でサンドイッチを食べながら、読んでビックリ!録音されてたのか~と思えるほど。
しかし、細部にミスがあり録音ではない・・にしても、凄いな・・・怖いな~。心して喋らないと~と思いました。
ナチュラリストと自称されるだけあり、案内が進むにつれ、目に光が増し、乗りだしてこられます。結局、約2時間、フルコースのお付き合いになりました。
山係役員が帰られるのと、この一行とすれちがっているわけで、何を感じられたでしょう。
<12月13日(木)>2007年忘年会 於:庵
17時~20時
活動日を後2回残しながら、早めの忘年会。菊炭友の会にとって出来すぎの、思い出に残る年になるでしょう。18名参加予定が、Nさんがインフルエンザでダウン、17名の参加でした。
今回は、ゆっくりと話ができるように、静かな場所と3時間と長めの時間設定でした。話が弾むに比例して、酒量も弾んでいたようです。
全て、当日の幹事Mさんの撮影です。
<12月11日(火)>桜の森93 屋内作業・猪名川町主催講座支援
9時30分~16時
早朝から雨が降っており、天気予報も、会のルールでは活動中止。しかし、猪名川町主催の講座は13時30分開講。午後は、天気予報では雨はあがるらしい。
こういう時は行くべきでしょうね。結果は正解。
12時近くになって「開講します」と連絡が入りました。もっとも、9時過ぎに、県のN主査に「そちらサイドの事情だけで決められて結構ですよ。こちらは如何様にも対応しますから」と電話はしておきました。
午前中は雨が降ったり止んだりでしたが、屋内で出来る作業は沢山あります。
炭の注文が入っています。水屋用と言い、お点前で使うのではなく、単純に燃料用途の炭です。適当な長さに切った物と、切らないままの2種類です。
ニューフェースのKさん、初仕事は炭切りです。サイズに拘らなくて良いので気は楽です。
不足していた、樹名板も48枚出来ました。
結露対策も、より完全なものに仕上げられています。
雨の屋外作業に持って来いのものがありました。ゴミ焼却です。
この焚火が思わぬ効果発揮です。
午後、受講生が集まった頃には、予報どおり雨はあがりましたが
気温は上がりません。
これが今日のご馳走になりました。
寒い日にも関わらず、19名の受講生、全員が集合されたのではないでしょうか。
約束どおり、全員ヘルメットを着けて頂いています。
焚火を囲んで約30分、拙い里山概論を聞いて頂いた後、整備の過程をを説明しながら、「里山まつり」の時と同じコースを歩いて頂きました。
13時30分から約2時間、里山再生の伝道師になった気分で説明、最後には、シッカリ(チャッカリ?)会員募集の案内もさせて頂きました。
追記:忘れるところでした。11時頃だったでしょうか。黒川自治会長がぶらっと来られ、ダベッテいかれました。「15日、山係全員で見せてもらうことになった」とのことです。雨脚が激しくなり、遠慮されるのを無理やり引きとめ、皆が弁当を少しずつ出して、会長の昼食としました。
<12月9日(日)>他者から見た私達の活動ー或るブログからー
最近、当ブログへの訪問者数が増えています。何となく気になり、Googleで「菊炭友の会」を検索してみました。中にチョッピリ嬉しいのがありました。
「大阪の目医者の旅と庭の日記」というブログの11月23日分です。
23日の桜の森の活動日に通りかかり、立ち寄られたものです。
調べて見ると、知的な!KさんとGさんが応対されていました。男性お1人で、私達と同年配の方だったそうです。
転載の了承をとるべくコメントに書き込みましたが、どうも気付いて頂けないようで、応答がありません。
申しわけありません!無断で転載させていただきます。
2007年11月23日
里山再生活動
久しぶりに妙見山に行ってきました。秋に行くのは初めてでした。自分で決めたベストコースである上杉尾根を登り、北の野間の大ケヤキに下りました。
派手な紅葉は余りありませんでしたが、黄葉を楽しみました。
野間の大ケヤキにいつもより早く着きすぎて、バスが来るまで1時間半もありましたので、5キロ程の車道を歩いて妙見口の駅までもどることにしました。半分くらい歩いて峠を過ぎたあたりで、数十メートル下の方で幟をたてて、なにやら山作業をしている数人の人がいました。そこへ下りられそうな山道もみつかりましたので、好奇心に駆られて行って見ました。
聞いてみると、菊炭友の会という名のボランティアグループの人が里山再生に取り組んでいるのだとのことでした。
美しい里山を再生することには、里山うろつきが趣味のわたくしも大変興味を抱いていますので、いろいろお聞きしました。
ここは今まで放置されていた地区の共有林だそうで、クヌギの木からこのあたりの名産とされている菊炭を作って売り、活動資金に当てているとのことでした。大変いいアイデアだと思いました。
斜面の背丈以上の笹を切り開いている人もいました。すでにいい落葉樹の林も出来ていました。
メンバーは団塊世代の知的作業にたずさわっている(いた?)感じの方ばかりのようでした。
生き生きと作業にはげんでいるのを見て感心しました。
こんな活動が全国に広がって昔のような美しい里山が方々に出来たら、世界中に知られて
日本の観光資源にもなる可能性があると思います。
駅前のみやげ物屋で能勢栗をふた袋買いました。当分うまい焼き栗を楽しめます。
<12月6日(木)>炭焼窯 1番・2番石取替え
9時30分~14時30分
有志5名が参加。今西さん親子にお願いし、消耗品だと言われる焚口の石の取替え工事を実施しました。
これは、今年4月10日に窯の中から、焚口の上の1番石を写したものです。
大きな亀裂が出来、今にも落ちそうです。
これで恐れをなし、昨シーズンは
6窯で炭焼を終了しました。
今日、この石を外すのに結構、力を要しました。
見た目ほど、ヤワイものではないことを知りました。
代わりの石です。これまでの石に比べると、かなり強そうに見えます。叩くと金属音に近い音がします。殆ど、このままの形で焚口に治めます。
学さんが焚口を採寸し、それにあった形の物を見つけて来てくれました。
まず、出来上がりを見て頂きましょう。1番と2番を一つの石で兼ねさせます。
力強さが感じられる焚口に変身しました。(取替所要時間、作業者7名で約2時間30分)
窯の中側の作業者、親父さんとMtoさん。
1番を外し、2番が外れたところです。
土は、赤くレンガ色をしています。土で出来た窯も、全体がこのような状態になっているのでしょうね。
窯の内側から見たところです。
石を外し、代わりの石を迎えるばかりの状態になりました。
ここまでの作業で力を発揮した道具、削岩機のようですが、先端はシャベル状になっています。
名前は聞き忘れました。
新しい石は、そのままの形とはいえ、シッカリ治まるように裁断は必要です。
裁断した石をフォークリフトで挿入、据付にかかります。
3人がかりでも簡単に動かないだけの重量があります。それだけに危険度も大きな作業でした。
石を乗せた板が折れました。
緊張感が走ります。
何とか、治まりました。
石を粘土で固めるために、小石、木の根などを取り除き、粘土にセメントを少し混ぜ練ります。木の根は完全に除去しないと、燃えた跡に穴が開いてしまいます。
素手で、粘土を捏ね、何度も叩きつけ空気抜きをしながら団子を作るのですが、土をいじっている時はそうでもなかったのが、終わって手を洗う時の水の冷たさ!手が切れるようでした。
焚口を一新した炭焼窯です。こうして見ると、風格が出て来た、と思うのは欲目でしょうか?
<12月2日(日)>桜の森92 樹名板作成・取付、結露対策
9時30分~15時
今日の参加者4名。先日、Fさん、Kさんの応援で同定したのに基き、樹名板を24枚作成・取付作業を実施。板が足りず、さらに追加作成しなければなりません。
今日で作業道の道程で350m辺りまでに、累計約50本に名札を付けたことになります。
樹名板取付作業の途上、高枝鋸で蔓を引っ掛け、かなり落としましたが、途中で折れる
のも多く、残骸が残り、却って危険かと思い中止しました。
Tさんは、ニューフェースのA君を助手にし、作業小屋の結露対策作業を実施。
結露の水滴をブルーシートで受け、樋で流す方式です。
TさんのA君評
「分りが早いですよ」
「建築学部だから・・?」
「いや!それは関係ないです」
建築学部って大工仕事などしないらしいですね。
塗装作業も引き受けてやっていました。
昼食は、Kさんが料理長に変身、温かいうどんをたらふくご馳走になりました。