2007年3月活動記録   

<3月20日(火)>桜の森51 窯出入
 8時30分~17時
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 16時、火が出ました!ヌカ火です。激しく出ます・・・が悠然と構えて、焚き木を1本引きます。火が止まらない。全部、引きました!止まりません!
この火は熱い!ガスならこんなに熱くはない。火そのものが噴出しています。10分経っても止まりません。初体験です。
焚口をレンガで塞ぐ。ブリキ板を盾にMさんが挑戦します。熱い!火の手は激しさを増します。
私が横から手を入れます。二人掛かりで、必死の思いで焚口の半分ほどレンガを積むと、サ~ット火が引きました。ふ~っ!でした。
 今朝、9時に窯を開き、炭を出し、次に焼く木を入れ、11時30分に点火。そして、16時にこの騒ぎです。16時30分には焚口のメンヌリを終わりました。
この窯での、第4回目の炭焼です。30日に炭出しの予定です。

 前回の報告です。炭の収量は2回目より劣ります。これが全てです。砕けた炭は、赤い網の袋と米袋に入れました。
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出来栄えは、ご覧の通り、白い灰が目立ちます。これはいいことではありません。燃えて、全てが灰になる途上に居たことを物語っています。2007年3月活動記録_e0049740_20585278.jpg

しかし!ご覧下さい!
クヌギの炭、菊炭です。
上手く焼けた部分もあります。

クドサシまで時間がかかったことにより、灰になった部分が多かった。その原因は、やはり空気穴の絞り過ぎだったと、結論付けたいと思います。
クヌギが多かったので大事に焼かなければという思いが裏目に出ました。



2007年3月活動記録_e0049740_21131897.jpg 私事ですが、これは私です。
見て頂きたいのは、頭巾です。
これは、本物の防空頭巾です。
 結婚した頃は、地震が頻発する東京に住んでいて、家内の嫁入り道具の中に入っていたものです。
末娘の婿殿に自分の頭巾をと義父が入れてくれたものです。
義父の名前が記入してあります。
まさか、婿殿が炭焼で使うことになるとは・・・、あの世で苦笑いしていることでしょう。
 嫁入り道具が、今頃出てくるとは、我が家の物持ちの良さに驚かされます。



<3月13日(火)>黒川・桜の森50 クドサシ 炭材調整 
 6時~17時
2007年3月活動記録_e0049740_20325875.jpg 疲れました~。訳が分らなくなりました。
今朝も、5時に起床、6時には窯の所に居ました。即、クドサシが出来ると思って・・・。
左の写真は今朝6時の煙突からの煙の状況です。
クドサシが出来たのは・・・いや!強引にやったのはメンヌリ94時間30分経過後の今日15時でした。
 窯の温度が400℃に達した時がクドサシのタイミングです。400℃を測定するには温度計が必要ですが、簡便法として、煙突の出口にマッチをかざし、三つ数えて、マッチが発火すれば400℃と言われています。
15時、マッチが発火したのは六つ目。
もう~、待ちくたびれました。それに、レンガを積んだ部分の粘土を剥がし、隙間から窯の内部を覗くと大きな赤くなった塊が見えます。これは、最後は灰になるのでは・・・炭になるのなら炭材の1本々々が見えるのでは・・・、思いは巡ります。
結果は、20日と設定した、炭出しの結果を見るしかありません。予想も出来ません。
前回は、そこそこの炭が焼けたのに、空気穴を絞り過ぎたらしい自覚はあるのですが、煙道を少し狭めることにより、こんなにも調子が変わってしまうのかと、恐れ入っています。

 今日の主活動は、黒川自治会、山係のMさんのご好意でMさん管理の山で炭材の調整をさせて頂くことです。
1年ぶりです、炭材調整の為に皆伐作業をするのは。
 
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お陰で、窯の前には次の炭材が揃いました。こうなっていれば、心に落ち着きが出ます。
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 桜の森で出来た友人のOさんが、昨日「明日蔓を伐っといてやるわ」と言われたのですが、その伐り方を見て下さい!  何時も神事をやる場所のエノキです。
2007年3月活動記録_e0049740_21252536.jpgそして、その隣の山桜です。
何処に居るか分りますか?
こんな方法でとは思ってもいませんでした。
まるで、サーカスを見ているようです。
「山桜は、もう緑の葉が出てたでー」
そうですか!
桜が活動を始めていますか。
さぁ!
どんな森の姿が見られるでしょうか。


<3月12日(月)>黒川・桜の森49 クドサシ  
6時10分~
  滅多に使用しない目覚まし時計、セット間違いか予定の時刻に鳴らず、やや、遅れ気味で現地へ。6時前の薄明かり、小雪が舞う道路、車を飛ばしながら考えました。
昔の人は標高500mもの山の上にある窯で、どうしていただろう・・・、今でも、近くにある窯でありながら、結構、負担なのに・・・。
2007年3月活動記録_e0049740_740387.jpg まあ~、上手く行ったと言うか、絞り過ぎたと言うべきか、6時15分現在、未だに、もくもくと煙が出ています。
根は切れています。(煙が噴出している根元の部分が透明になっている状態を、「根が切れる」と言います。)
これから、煙が紫色に変化し、そして止まり、それから暫くおいてクドサシです。

今朝、集まったのはMさん、ジローさんとの3人。
10時に出直すことにし、朝食を摂りに帰宅しました。予定では、朝めし前にクドサシだったのに・・・。まだまだ超未熟ですね。     
2007年3月活動記録_e0049740_892526.jpg 参考に、今回、絞り過ぎたかと思える空気穴の状態を時系列で表示します。

10日8時10分(メンヌリ後、16時間経過) 
 9日17時前に右側に小石2個を入れ退出。
 それに、左側に大き目の石を入れました。



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10日17時20分(メンヌリ後、25時間経過)

これが絞り過ぎだった?





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 12日13時30分(メンヌリ後、71時間経過)
最大限に絞りました。

同時に煙突も半分に・・、そして15時、再度戻して、三分の一位、閉ざしました。



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  10時に出直して来ました。その時の、煙の状況です。依然として、モクモクです。
 弁当は持って来たし、長期戦覚悟!





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  ゴミを集めて、焼却するとか・・・、前回の炭を砕いて土嚢袋に入れるとか・・・
イヤ~、じっと待つのは辛くて・・・。

 17時過ぎ、黒川窯主がお孫さんを伴い、差し入れのお菓子を持ち、陣中見舞いに来て下さいました。そして煙を見るなり「これは明日の朝までかかる」と一刀両断。

2007年3月活動記録_e0049740_2048526.jpg クドサシは19時頃かと、発電機とライトの用意を始めようかと思っていた矢先でした。煙の色は紫色になっています。
 窯主の一声を聞き「帰ろう!」
緊張が、一瞬に切れます。今日の1日は何だったんだ!明日また6時に出勤!と早々に帰り支度です。


 原因は空気穴の絞り過ぎ。「うちでも、余程のことがないと、ここまで絞らんで」とのことです。


<3月11日(日)>黒川・桜の森48  クドサシ  
9時30分~15時
 驚きです。窯に入れる炭材、その時の窯の温度、天気など影響する要因は種々あるでしょうけれど、考えられる最大の違いは、煙道の穴の大きさです。今回は前回より、少し小さくしました。
それで、こんなに違いが出るとは思いもしませんでした。
 前回は、メンヌリ後42時間目の朝9時には、煙は止まっており、10時にはクドサシを実行。
今回は、メンヌリ後45時間目の今日13時、クドサシの時期などまだまだと言わんばかりに、モクモクと煙が出ています。
 思案のしどころ。結果、選んだ方法は、クドサシの時期を遅らせることです。うまく出来るかどうか分りませんが、空気穴をこれ以上絞れないというところまで絞り、煙突の穴も半分に絞りました。つまり燃焼速度を遅らせ、明朝までもたせようとの狙いです。
 帰りに、黒川窯によりました。窯主は在宅で、炭切りをしておられました。状況を話すと「煙突はそんな絞ったらあかん。ほんのちょっとにしとかんと、明日1日、燃えとるぞー」とのことです。
またまた、困りました。名月窯では煙突も結構、絞りました。学んだことを実行しようとしますが、窯の製作者は違う意見。
2007年3月活動記録_e0049740_16442658.jpg窯を知っている人の意見を採用、Mさんに、開けに行ってもらいました。やはり、経験を蓄積し自分達流を編出さないと、中途半端なことばかりすることになる・・・と自戒しながら・・・明朝6時に現地集合と決め、3人は解散しました。
 今日はカメラを忘れ駄文を並べました。左の写真は名月窯の燃焼が進んだ段階の煙突部分の状況です。




<3月9日(金)>黒川・桜の森47 窯出入
8時30分~17時    山空海温泉(宿泊)
 100%自分達だけで焼いた炭が出て来ました。収量は上出来、土嚢袋46袋+50本位。窯としては2度目の炭焼になりますが、床がまだ充分には熱くないためか、生焼けのも少し有りました。
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 コナラの炭です。燃料としては、クヌギと同等に良い炭です。
 やはり燃えるのが早過ぎでしょう、シットリ感がなく、ガサガサしている感じです。




2007年3月活動記録_e0049740_168363.jpg 早速、煙道を四分の一ほど狭く修正しました。
 その為でしょう、前回は最初から快調に燃えましたが、今回は最初の1時間ほどは、グズッテ燃えてくれません。1時間半が経過した頃から、ようやく調子良く燃え、結果は5時間でメンヌリ(焚口を空気穴を残しレンガで塞ぐ作業)に辿り着きました。前回より30分多くかかっています。



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 メンヌリの時期が近いことを物語る煙の吹き出しです。








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2007年3月活動記録_e0049740_16283210.jpg 桜の森から車で5分もかからない所に、山空海(さんくうかい)温泉という、湯治場があります。夜は、有志8名が泊まりで祝杯をあげました。








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上等の肉で、すき焼きでした。










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   10日8時、遠くまでたなびく炭焼の煙です。
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                          この窯、3回目の炭焼、順調に燃えています。2007年3月活動記録_e0049740_2142948.jpg


 10日17時、空気穴を更に絞りました。このままでクドサシまで行きます。
予想では明日(11日)昼前後にクドサシとなりそうです。






<3月8日(木)>黒川・桜の森46 臨時活動 明日の準備 
9時30分~15時30分
 有志4名で、明日の準備を完了させました。今夜は安眠できます。クドサシ用の土保管箱製作。不足していた上げ木の調整。そして、クヌギを5本伐倒しました。
 先日、自治会長が「国道から見ると、整備してもらった所は、綺麗やね~。山はやっぱりああでないといけませんなぁ。」と言っておられたので、今朝、改めてシミジミと眺めてみました。
なるほど、明るく風通しの良さそうな森が見えました。画像をクリックしてご覧下さい。
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<3月1日(木)>黒川・桜の森  緊急召集  炭窯クドサシ 
9時~17時
 炭焼工程の中で、最も重要且つ難しいのがクドサシ(窯を密封すること)のタイミングです。
焼きあがる炭の良し悪しは、この工程で決まるとのことです。
本来はこの工程に近づくと、煙の色との相談の為、四六時中注意をしていなければならないもののようです。
 やはり、通いで良い炭を焼くのは無理なようです。紫色の煙、煙突の出口部分が透明になった煙など、クドサシのタイミングを計る徴候は夜の間に過ぎたようです。2007年3月活動記録_e0049740_19352582.jpg
 朝9時に現地に着いた時点での煙突の状況です。写真では分りませんが、かなりの間を置きながら、間歇的に煙がフワッ~と出ます。 
 男の子です「よし、1時間後10時、クドサシ!」と宣言しました。
何の根拠もありません。ヤマカンもいいところです。私達の炭焼の師匠、名月窯の窯主の言い方だけを真似ました。

焚口を土で埋めます。           煙突に石を置くと、ワアッ~と煙が出ました。
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11時焚口                 及び煙突を完全に密封しました。2007年3月活動記録_e0049740_19583427.jpg2007年3月活動記録_e0049740_19584612.jpg









後は、次回活動日に窯を開け、どんな炭が出てくるかが楽しみです。
不安も期待もありません。炭焼の全工程を、自分達の判断だけでやるのは初めてですから・・・これから、経験を重ねて、ノウハウを一つ一つ蓄積して行きます。
その後です、期待とか不安は。
先輩から教われる部分は決定的なものではありません。やはり自分で経験を積み重ねて行くことが大事だと思います。ですから、菊炭友の会もメンバーも重要ポイントは自分で確認して下さい。
その重要ポイントが、昼間に来るように、それなりに努力し、今回はうまく行った!と思っていました。つまり、クドサシのタイミングは14時頃になるだろうと思っていました・・・。少ない経験から判断して。
そうすると、午前中に、クドサシのタイミングを計る徴候を観察でき、ノウハウを形成できる材料を、皆さんに持ってもらえると考えていました。そうなるはずでした。過去の炭焼のデーターと照らし合うと。
この窯は、燃えるのが少し早いように思われます。これで、良い炭が焼ければ大変効率の良い窯と言えるでしょうけど・・。その意味で、炭出しの日が楽しみです。少し、遅いですが次の活動日の9日に出します。
 実は、クドサシのタイミングが来るまでに、全員で窯前の屋根工事と次回分の炭材の調整を完了しようと思っていました。
しかし、朝からクドサシとなり、おまけに今日の参加者は3人だけ。屋根か炭材かどちらかでも完了できれば・・・と思っていましたが、結果は両方完了!大儲けした感じです。
MさんとKさんで屋根工事。私が炭材調整。
7日頃、臨時召集が必要かなと思っていただけに、今日での終了は本当に嬉しいです。
両方の成果を写真で報告します。
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<今回の炭焼に関するデーター>          
2月27日                                     (  ポイント  )
  8時30分~9時20分  炭出し。窯の中2名。
                  窯主による窯内清掃仕上げ        (窯内の灰を除去)
  9時30分~11時     木入れ。窯の中2名。             (隙間を作らない)
 11時             点火                       (焚き木は少しづつ)
 14時30分          焚口より出火(ヌカ火)            (出火する徴候)
 15時             焚口レンガ積み開始(メンヌリ)        (上部は念入りに)
 15時30分          焚口閉鎖(面塗り?完了)          (閉鎖のタイミング)
 16時20分          帰り際に空気穴を絞る(三分の一位)    (絞る  〃 )
2月28日
  9時30分          空気穴を絞る(開口部が三分の一弱位) (絞るタイミング)
   順調に燃える
3月 1日
  9時             既にクドサシのタイミングになっている? (クドサシの徴候)
 10時             密封作業開始                 (土はシッカリと)
 11時             クドサシ完了
       

<2月27日(火)>黒川・桜の森45  第1回炭出及び第2回炭焼
 8時30分~16時30分2007年3月活動記録_e0049740_16173080.jpg
 15日に木を入れて、2週間近くなり、 不安と期待を込めて、窯の焚口を密封していた土を掘り返します。

炭出し予定の23日に、口を開けると、まだ火が有り、急遽、口を埋め戻し4日目。今日、出せなければ・・・ 悲壮感もチョッピリ。

8時30分集合が、気が急き、8時30分には、焚口の土を掘り返していました。
窯製作者の黒川窯々主も同じような気持ちでしょうか、来られるなり「はよ、開け!」








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 炭を出せました!
窯が完成し、第1回目の炭焼、窯を暖めるのが目的なので、クヌギ、コナラのような良質の炭材は入れていません。
クヌギ、コナラは原木の形のままで炭になります。他の木はご覧の通り、砕けた炭で窯から出て来ました。何本かコナラが入っていましたね。
 今日の収量は土嚢袋37袋。引き取り手が決まっています。予約は100袋です。
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                   <H家御用達床下用御炭>

炭を出し、窯の掃除をし、炭材の窯への入れ方について、簡単なアドバイスを済ませ「今晩は、皆なで一杯飲めよ!」と言って、窯主は帰って行かれました。言葉だけ置いて・・・

     さあ!これからが私達の炭焼です。 9時20分、炭材を窯に入れ始めます。
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先輩が後輩に教えながらの木入れです。1時間30分かかりました。
点火後30分と                1時間後です。極めて順調!
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 ノウハウを吸収すべく、シッカリ観察した効果アリ!デスネ。

夫人と同じく5時間でイケるかも・・・と調子に乗っていると油断大敵!
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 火が出ました!
焚き始めて3時間半。なるほど、黄色味を帯びて喉を刺すような煙はもくもくと出始めていました。
だが、3時間半位で火が出るなんて予想もしていません。
焚き木を少し引くと、火は止まりましたが・・・さあ!この後の処置方法を知りません。


2007年3月活動記録_e0049740_20442765.jpg携帯で、窯主夫人にSOS。「あと30分位、チョロチョロと焚いて、口を閉じれば良い」とのアドバイス。その通りしました。
焚口をレンガ1個分の空気穴を残し、レンガと粘土で閉鎖します。
閉鎖終了15時30分。
点火から閉鎖まで4時間半。信じられない早さです。
これは名人技ですね。
自惚れて~。イイ炭が焼けたらの話ですね。

炭焼が続く一方、先日伐倒したクヌギを炭材としての玉切りと、上げ木の調整作業が進みます。2007年3月活動記録_e0049740_211109.jpg2007年3月活動記録_e0049740_2113853.jpg









帰り際の、焚口と              煙突から出る煙の様子です。2007年3月活動記録_e0049740_2174447.jpg2007年3月活動記録_e0049740_2181188.jpg










   翌朝(28日)9時の状況  快調です。いい風景ですね。
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空気穴を絞りました。(9時30分)      点火28時間後(28日17時)順調。2007年3月活動記録_e0049740_11235022.jpg2007年3月活動記録_e0049740_17562297.jpg

# by cn1397 | 2007-02-11 10:27 | 2007年3月活動記録 | Comments(0)

2007年2月活動記録   

<2月23日(金)>黒川・桜の森44 
  第1回窯出入→クヌギ伐倒、窯前屋根工事
 
8時30分~15時30分
2007年2月活動記録_e0049740_18102720.jpg 酸素を遮断するため、窯の焚口を埋めていた土を取り除き、焚口を塞いでいたレンガ1個を外して中を見ると、火が見えました!
「アチャッ~!」
それでも一応、全てのレンガを外しました。

レンガは熱くて、持っていることは出来ません。火は見る見る広がります。


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大急ぎで、再度レンガを積み、焚口を土で埋め戻しました。
 どこかに隙間があり、酸素の遮断が出来ていなかった結果です。
黒川窯主の見解は、土に塊があり、土と土との間に隙間が出来たと思える、何度も焼くと、土も焼け、砂のように細かくさらさらになる、そうなると密封能力も高まる、と言うことです。
 残念!念入りに密封し、炭出しは27日に延期。それまでに、消えていますように・・・。
 作業内容を、窯周辺のクヌギの伐倒と、窯前の屋根工事に切り替えました。前回の報告で、贅沢を言えば屋根が欲しいと書きましたが、雨が降ってみると、贅沢ではなく、必需だと今日、思い知らされました。
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自然に任せると、窯を直撃する方向に倒れる木が多く、ワイヤーで固定しての伐倒作業となりました。2007年2月活動記録_e0049740_1840191.jpg                      


 樹齢4~50年と思われる木ばかりで、菊炭にするには太すぎます。
台場仕立てに伐り、萌芽再生に期待します。



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 屋根工事は、そのために調達した物でなく、現在有る資材でやろうとするものですから、梃子摺っている様子です。完成は次へ持越しです。

<2月20日(火)>黒川・桜の森 臨時活動・炭小屋建設 
 9時30分~17時
 やれば、出来るものですね。これまで、建築仕事の主力メンバーでない者ばかり3名で、炭小屋を組み立ててしまいました。
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3人のチームワークの成果です。これで、23日の炭出し日が、たとえ、雨になろうと、何の心配もなく実施できます。
天気も応援してくれました。今日は、お湯を沸かす為にストーブに火を入れると暑いくらいでした。
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贅沢を言えば、窯の焚口周辺にも屋根が欲しいところですが、これで、一応、炭焼関連の道具立てが揃いました。炭焼場という雰囲気も出てきたでしょう!

<2月17日(土)>黒川・桜の森 臨時活動・炭窯の屋根工作
 9時30分~16時
 2007年2月活動記録_e0049740_17343419.jpg今朝、行くと窯が密封(クドサシ:酸素を遮断し消火にかかる)されていました。18日位だろうと予想していたので意外。時間的にかなり早いピッチです。第1回目と言うことで炭を焼くことより、窯を暖めることに重点をおいた処置がされたようです。出来上がりは炭より灰が多いかもしれません。







2007年2月活動記録_e0049740_1743451.jpg急な呼びかけにもかかわらず6名が参加。
 窯の屋根と、炭小屋を組み立てる予定が、途中で雨。窯の屋根だけは完成させねばと、昼食をとるのも忘れ、雨の中を突貫工事。






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樋を付けて完成です。14時になっていました。軍手がびっしょり、絞れば水が滴り落ちます。
薪ストーブ付の小屋がある有難味をつくづく感じました。

<2月15日(木)>黒川・桜の森  第1回炭焼
 8時30分~16時
 今日は、ジローさんと二人で緊急出動です。
 私達の炭焼窯。出来上がりがすっきりしない。それは私達素人の目から見ればなんでしょうか。プロから見れば何て言うこともないことを、私達が過剰反応しているのでしょうか。
窯をシゴと呼ぶ木で籠のように組みました。炭火で窯を乾燥している10日間位は、そのシゴがシッカリ土を支えているはずのものが、実は7日の夜中に燃え落ちてしまいました。しかし、土で造った窯の天井は奇跡的にも落ちていません。
それから1週間。炭火による乾燥は続けています。そして、外観にヒビが入っていますが、天井は落ちずに健在です。製作者は、「行ける、15日に木を入れて焼く」と言うことで窯製作者の責任に於いて、予定より5日程早い今日、木を入れ、炭を焼くことにしました。
それに先立ち、未完であった煙道の窯奥部と煙突の地上出口部分の調整を完了しました。
2007年2月活動記録_e0049740_2063144.jpg2007年2月活動記録_e0049740_2071397.jpg










 その間、私は窯に入り、それなりに点検しましたが、内部は外部ほどヒビ割れはありません。
 作業は手早く進められます。
   窯に木を入れる。           窯の中で立てられた炭材。
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炭材を入れ終わり、点火準備。ブリキ板で囲う。   焚き木投入。
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点火2時間後の焚口と             煙突の煙。2007年2月活動記録_e0049740_21124912.jpg
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点火3時間後。焚口から出る煙。独特の臭いがし始めました。
言い遅れました。窯焚きは、その道のスペシャリスト、黒川窯々主夫人!
ノウハウを頂こうと、しっかり観察させていただきました。2007年2月活動記録_e0049740_21334429.jpg













第2回及び第3回用材の整理も済ませました。
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5時間後、勢い良くあがる煙。      空気穴を残し、焚口をレンガで閉鎖。
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順調に行けば、23日頃、炭出しとなるでしょう。
  
(備忘録)
  1窯分の木の量:窯前の枠の木の中間、緑のテープを巻いた部分まで。
             ヒモを張ってある。
  窯へ木を入れる所要時間:
             窯の中、窯主を含む2名。外3名で。  1時間。
  点火から焚口を閉めるまでの所要時間:
             窯主夫人が焚いた場合、5時間。 
     
翌朝(2月16日)10時頃の様子 
 順調に煙が出ています。      空気穴は3分の1ほど絞ってありました。2007年2月活動記録_e0049740_13195361.jpg
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<2月18日 コメント>
  今、この写真を見て考えるのですが、煙の(黄色味がなく紫色がかっている)色では、かなり燃焼が進んでいる感じです。炭を焼くことに重点をおけば、煙突の穴は半減位にし、空気穴はもっと絞っていると思います。この時点で、軸足は炭を焼くことから外しておられたのかも・・・    

<2月13日(火)>黒川・桜の森43  炭材調整 
9時30分~15時50分
 炭を焼くには、まず、長さをそろえた(私達の場合は75cmの)炭の原木を窯の中に立てて入れるのですが、なるべく垂直にぎっしり詰めた方が良い炭になります。
その上に、炭材よりも細い木を横に寝かせて入れます。この木を、上げ木とか、柴と呼びます。窯は上部から、温度が上がりますが、上げ木は窯の内部で燃えて窯の温度を更に上げる役割を果たします。木の種類は特にこだわりません。今日は、その上げ木作りに力を入れました。
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  山の整備をすると沢山の伐採木が出ます。森林ボランテイア仲間では、この伐採木の処分が一番の悩みの種で、大抵は、何箇所かにまとめ、等高線沿いに置き、腐るのを待つと言う状況です。
一般家庭にガスが普及しない、昭和30年代前半までは、薪、炭の生産地であった里山は、おそらく、枯れ枝一つない綺麗な森だったでしょう。枯葉も肥料のため集められ、今のように沢山はなかったでしょう。
 このような生活に戻れれば、地球環境の悪化にブレーキがかけられるのですが・・・
  森林ボランテイア活動をするに当たって、炭窯を持つ優位さを、つくづく感じます。伐採木の殆どが炭焼窯に入っていきます。それだけ、桜の森は他の森より綺麗になる条件が整っていると言えるでしょう。
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 その炭材も、クヌギは入っていませんが、2窯分が窯の前に整いました。上げ木が、未だというので今日の作業になりました。
 この原稿を書いていて、もう一つ、気持ちが乗ってきません。実は、窯の出来上がりがすっきりしません。明日、黒川窯主宅で善後策を話し合う予定です。
 

<2月9日(金)>黒川・桜の森42  炭材調整 
 9時30分~13時
 桜の森での活動が今日で42回目になりますが、初めて、雨でスケジュールを変更することになりました。それほど、これまでは天候に恵まれたと言うことですね。
2007年2月活動記録_e0049740_1612335.jpg参加者は12名。
第1回目の炭焼用材の調整をヒサカキの除伐材を中心に、75cmに玉切りし、窯の前に運び出す作業を実施。
 天気予報では雨は18時頃からのはずが、昼前からパラツキ始め、昼食中に本降り模様で、午前中で活動中止としました。
写真は窯の前に準備中の炭材です。これは昨日、撮ったものです。
今日、この上に少し、増えました。まだ、足りないでしょう。
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<2月7日(水)>黒川・桜の森41炭焼窯製作④    
9時30分~17時50分                     
 待望の、私達の炭焼窯の外観が完成しました。
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 まずは、山の神様への報告とお礼です。
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2007年2月活動記録_e0049740_17151584.jpg 外観完成が窯の完成ではありません。窯を乾燥させます。
まず、煙突の型木を燃やし、次に、床に炭火を入れます。この炭を毎日注ぎ足しながら1週間程かけて乾燥させます。ひび割れることなく無事乾燥し、レンガ状になって、真の完成です。


 取敢えずは、喜びの乾杯。
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2007年2月活動記録_e0049740_17345266.jpg 黒川窯の奥様心づくしのおでんです。猪の骨を出汁に、前日から煮込んであった大根が最高に美味い! 大なべ一杯有ったのが、アッと言う間に消えていきます。 お神酒も腹に染み渡るようです。4日連続の作業で、積もった疲れが抜け行くような感じです。


作業の続きを報告します。
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窯突きに使った道具。まずはランマーです。
広い場所、微妙な突き方が不要の場所は、この機械で突いて行きます。




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掛矢です。ランマーより微妙な突き方をします。






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立木で作った杵です。最も微妙な突き、細かい部分の突きに使います。





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そして、最後に威力を発揮したのがこれ。Mさん製作の優れものです。
軽すぎるのを、水に浸け、使う頃には、丁度、良い重さ。



次に工程。
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窯の下から順番に、あたかも土を固めて作ったリングを一つづつ重ねて行くような作業です。リングの直径が次第に小さくなって行きます。突き方も、真下でなくリングに合わせて、斜めに打ちます。
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いよいよ、リングが小さくなってきました。リングが小さくなるにしたがって、突き手が少なくなります。交替で休憩出来るようになるのですが、延々と続くので、まさに心臓破りです。2007年2月活動記録_e0049740_18215771.jpg


3番石と呼ばれる大石の窯の焚口の上への設置作業です。プロの石工の担当です。




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外観完成です。神様に現場を見渡せる位置から、窯の上に移動して頂きました。
今回は、黒川窯主が祈願してきて頂いた’城南宮’さまと私達の’山の神’さまの二つです。
未知の世界のことですから、神頼みもシッカリしました。




快いほろ酔い気分で、活動基地を後にしました。すかっり日が暮れた中で窯が煙をあげています。
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うまく乾燥してくれよと祈る気持ちです。


<2月6日(火)>黒川・桜の森40> 炭焼窯製作③    
 9時30分~17時                    
 初めから余談になりますが、若い頃、鳥取県で5年間暮らしたことがあります。年若くして経営の責任を負わされ、遣り甲斐と緊張感とのなかで、全力投球していました。
人口、わずか60数万人。一人当たり県民所得、ビリから数えた方が早い。
ところが、一世帯当たり所得は、上から数えて何番目か。典型的な農業県です。
 そこで、企業経営上、一番関心があったのは、お客様の指向でも、ライバル会社の動向でもなく、気象状況でした。雪の降らない冬など、恐怖感に似たものを感じていました。
私が、地球環境に関心を持ち始めた出発点は、どうも鳥取に住んだことに始まっているようです。
 農業にとって、冬は寒く、雪が降る時期には雪が降る。夏、暑くなる時には暑く。つまり、地球上のと言うのは大袈裟かもしれませんが、その地方における生態系が崩れることなく安定しているのが一番ということです。
 冬、暖かく雪も降らないとなると、大繁殖する虫がいる。それは農業には大打撃。
農業県、それも人口60数万のような小さな県では、農業が不振ということは経済活動がピンチに陥ります。
それまで、気象状況や台風など自然環境について、真剣に考えたことが無かったのが、鳥取では、そのこと抜きでは、物事始まりません。人生観が大きく変わりました。自然の脅威の前で、人間はチッポケナもの。
 今日は4月並の天気で、私が鳥取に居たならば、震え上がるような日でした。
「なんだ!今日は良い天気だったと言う為に、こんなにクドクドと書いたのか!」
スミマセン。 そう、怒らないで。
・・・でも、地球環境は、人類の生存にとって、震え上がるような状況に差し掛かっているのでは・・・

 本題に入ります。
シゴ組みが終わり、今日は土で窯を築く工程に入りました。
菊炭友の会のメンバー6名。黒川窯関係6名の12名がかりです。
 腰板と言っていいでしょうか。窯の中で炭材の原木を立てる部分の壁を、コンクリートを打ったように綺麗なものにしたいと言う黒川窯主の発想で、板を張り巡らせました。この板も、シゴも最終的には、燃え尽き、土の窯が残る形になります。
ああ!これまで説明を漏らしていましたね。築窯は黒川窯主にお願いしています。
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窯の焚口周辺を石で固めます。
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窯型の周りに土を入れ、搗きます。搗く道具は、木で作った杵、掛矢そして機械(ランマー)の三種類です。
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煙突部分です。              内部を覗き見ました。
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屋根部分を残して大方搗きあがりです。 窯前面も大石で固められました。
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 今日の作業はこれで終了です。明日で外観完成の目処がつきました。
異常気象のお陰です。


<2月5日(月)>黒川・桜の森39> 炭焼窯製作②     
9時30分~17時40分                                      
 昨日、山の斜面を掘り、窯の位置取りをすませた所に、今日は、窯の大きさに合わせて杭を打ち、シゴを組む作業を完了しました。
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杭に添わせてシゴ(細い木:主としてリョウブ)を巻きます。2007年2月活動記録_e0049740_2130541.jpg2007年2月活動記録_e0049740_21312475.jpg







 窯の天井部分に、まずオオシゴ(太目のシゴ:主としてコナラ)で大枠を組みます。コナラがよくしなるのには驚きです。ただ乾燥していると、すぐに折れます。
山から切り出した後も、川に浸けておきました。
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折らないように曲げる、大変な腕力と調整力が要ります。
5人がかりでオオシゴを曲げようとしているところです。
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オオシゴで大枠を決めた後、シゴで窯の形を組み上げます。
窯の周辺に順序良く準備したシゴを一本々々編んで行きます。
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約8時間で窯の形が組みあがりました。
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今日は、正規の活動日では有りませんが、9名が参加し、窯造りに4名、林相整備に5名が入りました。
昼食は、3月下旬並みの陽気に誘われ、全員屋外で・・。Kさんの大根煮に加えて、黒川窯主準備の猪レバーの炭火焼を堪能しました。
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<2月4日(日)>黒川・桜の森38>炭焼窯製作①
 8時30分~17時                                   
 桜の森のプロジェクト最後の大工事、炭焼窯の製作にかかりました。
何時ものように、山の神様に米、塩、水、酒に今日は節分に因んで、鰯の若干をお供えし、作業の安全を祈願し、開始です。その後、今回は作業を見守って頂くよう、御幣を現場全体を見渡せる木に移し、お祭りしました。
お供えの鰯は、炭火で焼いて昼食時、腹に納めました。格別美味かった!
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また、機械力にたよります。昔はこれを人力でやっていたのだと思うと、隔世の感がありますね。









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 気になっていた土も良し!








 黒川・桜の森の入口の風景が、また大きく変わろうとしています。
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 人懐っこく、ジョウビタキがやってきました。土を掘り返しているので、ミミズが居ると思っているとのことです。でも、ミミズが居るような土質ではありません。






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 窯の設置場所の土を掘り出し、窯の命となる床を固める作業です。









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 窯の焚口周りは石で固めます。
これは、焚口の下側に敷く石を切っているところです。
カッターの刃はダイヤモンドだそうです。

# by cn1397 | 2007-02-04 20:11 | 2007年2月活動記録 | Comments(0)

2007年1月活動記録   

<1月30日(火)>黒川・桜の森37       9時30分~15時
        (林相整備・炭材調製・作業小屋内装・整備地測量)
  「3月上旬並みの陽気となるでしょう」という天気予報どおりで、昼食は、
全員、小屋を出て外でとりました。それほど、気持ち良い暖かさで、作業中も背中に汗を掻くほどでした。
 今日も、最重点作業は林相整備。参加者14名中6名を当入。26日に測量できた範囲では、整備済みは0.7ha。
 今日も、4名でチームを組み測量。整備済みの範囲は測量終了。データーをパソコンに入力しないと面積が出ないのですが、結果は1.4haにはとどいていない模様です。
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下刈りが進めばそれだけ林床は見事に変化して行くのですが、それに逆比例するかのように蔓被害が、目立ちます。



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これだけは、何ともしがたく、蔓切りはしてあるので、枯れ落ちるのに1年位、待つしかありません。




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 この、蔓に日光を奪われ、枯れて倒れた桜が何本あるでしょう。もう3年早く、私達がこの森に入っていれば、助かっただろうと思える、無残な姿が見られます。





2007年1月活動記録_e0049740_20361836.jpg 炭材調製の為、除伐したヒサカキ等を玉切りし、運搬車で収集。伐採跡が綺麗に片付き、炭窯を持つ優位さを感じます。

 運搬車の仕事始めです。最初、見た時は玩具のように感じられましたが、無くてはならぬ物になりそうです。



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 建設大臣と副大臣の二人で、小屋に整理棚を作るなど内装整備が進んでいます。


<1月26日(金)>黒川・桜の森36       9時30分~15時
(林相整備・杉樹皮剥・定点観測地整備・炭材調製・整備地測量)
 待望の炭焼窯製作が2月初旬と決まり、俄然忙しくなりました。
年度末を控えて、助成金との兼ね合いで、林相整備面積を1.4haまでは広げておきたい。その為には、現在、どれだけ整備出来ているか測量もしなければならない。年末に伐倒した杉の樹皮剥がしも、早くしないと虫がつく。定点観測地内の笹の新芽も刈らねばならない。第1回目の炭材の準備もはじめねば・・・・・。とやることが一杯です。
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林相整備には6名。
刈払機3台。

杉の樹皮剥がしに2名。
竹で作ったヘラを使います。
今の時期、簡単には剥がれません。



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 定点観測地内整備1名。
 
 夏に刈った笹から、もう新
 芽が出始めています。





2007年1月活動記録_e0049740_17455480.jpg 炭材調製2名。
 風倒木を75cmに玉切り。
 それを、ウインチで引っ張り
 集め、 斧で4つに割る、
 力仕事です。
 除伐したヒサカキも75cm
 に玉切りします。
  初めの、3窯位は炭を焼
 くというより、窯を温めるの
 が主目的なので、クヌギ
 は入れません。
 測量に4名。あと1日かか
 ります。
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             『オオムラサキの幼虫』 

  2007年1月の活動記録を一時、非公開にし、1月29日、朝9時に再度、公開することになった事情について、説明させて頂きます。
 原因は”1月20日の活動記録”で”オオムラサキの幼虫発見”の記事を掲載したことにあります。
 ご存知の通り、オオムラサキは国蝶に指定されておりますが、絶滅危惧種にランクされる状況です。その希少性から、幼虫を採取、飼育し、金にしようと企む輩が居るので、ブログに掲載するのは危険だということになり、一時、非公開とさせて頂きました。
 色んな意見が出ましたが、結果は”国蝶・オオムラサキと、その生態”について、そして、そのような蝶が、ここ黒川・桜の森に生息していることを多くの人に知ってもらうことを選択しました。
つまり、生物多様性豊かな森をつくり、市民の憩いの場にしようと努力している私達としては、危険な輩の侵入があるかも知れないが、それを乗り越えて、進む道を選び、ブログ掲載と決定しました。
 国花・桜、中でも絶滅危惧種の”エドヒガン”をはじめ沢山の桜が咲き誇り、国蝶で絶滅危惧種の”オオムラサキ”が舞い飛び、春には、国鳥の雉が出てくるかもしれない。そんな所です。黒川・桜の森は。
この森を荒れたまま放置すれば、やがて彼らも生息要件を失くし、絶滅して行くでしょう。私達はそうならないように、明るく元気な森にしようと努力しているのです。
 『オオムラサキの幼虫』をインターネットで検索し、当ブログに辿り着かれた
”その筋の方”!私達の気持ちを汲み、ここは静かにお引取り頂き、オオムラサキが乱舞する森になるまで、お待ち下さるよう、お願いします。
 そして、世の大人の方々、昆虫採集は、デパートではなく、森ですることを子供達に教えて下さい。
生物を売買することは、生態系の破壊につながる危険な行為だと言うことを、社会通念とし、売ることは勿論、買うこともしないようにしたいものです。 



<1月20日(土)>黒川・桜の森  作業小屋普請  炭焼窯造り準備
                  緑の少年団、オオムラサキの幼虫発見!
2007年1月活動記録_e0049740_15345929.jpg 今日は、活動日ではありませんが、Tさんと Kさんは作業小屋の更なる仕上げの為に朝から作業をされていました。プロの目から見れば、まだまだ、完成とは言えないようです。
 左の写真は、今日の二人の作品です。
こうなると、趣味の世界ですね。








2007年1月活動記録_e0049740_15384360.jpg Mさんとジローさんは、軽トラック2台で、朝早くから、製材所へ。
炭焼窯の材料に、松材の板が必要なので、昨年から準備していた松を、板にしてもらい、山へ搬入。



 私はと言えば・・・緑の少年団を連れて、国蝶・オオムラサキの幼虫探しに、桜の森に。

菊炭友の会の活動の合間に、月1度の活動だと言うので、緑の少年団のお世話の手伝いをしています。緑の少年団は全国組織の連合会があるのですが、活動はそれぞれ独自で動いています。小学高学年から中学生が対象で、父兄も参加して良いのが特徴で、今日も子供が10名に、父兄が5名の参加でした。
昨年の暮れにも、桜の森に来、親子でヒサカキの皆伐実習をしました。
 今日は、昆虫がどのように冬を越すのか、オオムラサキを例に観察しようと言う計画です。
 何時も神事をやるエノキの根元には、居ないのが分っていて、内心、ヒヤヒヤものでしたが、居ました!
2007年1月活動記録_e0049740_1722786.jpg
最初に見つかったのは、何時ものエノキの一つ奥のエノキの根元です。この葉は、エノキの葉ではありません。クヌギですね。越冬するのはエノキの葉に拘らないようです。分りますか?指に近い、左下にいます。3cm足らずです。2007年1月活動記録_e0049740_185072.jpg
エノキの葉の裏にも居ました。ルーペで拡大しました。枯葉と同じような色をしています。
 今日はオオムラサキの幼虫5匹。ゴマダラチョウの幼虫2匹が見つかりました。
1本の木の根元で見つかるのは1匹だけ、最高で2匹しか見つかりません。







2007年1月活動記録_e0049740_17352130.jpg
これはゴマダラチョウの幼虫です。
オオムラサキと同じような所に、同じように居ます。
どちらかと言うと、乾燥しない、湿った所が多いようです。






2007年1月活動記録_e0049740_17543261.jpgみんな動かず、じっとしています。
動いたのは、この1匹だけ、眠っているのを起してしまったのかも・・

桜の森から幼虫を持ち帰り、育てようなどと考えないで下さい。
それは不可能! 大きな網の中にエノキを大きく育ててから出直して下さい。



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 オオムラサキの成虫、オス。
8~9cm。
出現期:6~8月。


        
 オオムラサキの一生について、簡単にまとめておきます。
冬の間、エノキの根元の枯葉の裏で越冬した幼虫は、春、エノキの葉が繁りはじめると、木に上り、エノキの葉を沢山食べて成長、体も緑色に変化します。脱皮を繰り返した後、5月中ごろ、蛹になり、約1ヶ月で羽化します。(余談ですが、悪徳採集・飼育者はこの段階で、殺し、標本にするそうです)。
成虫になったオオムラサキは7月から8月にかけ舞い飛び、やがてエノキの葉に沢山の卵を産み付けます。エノキの葉を食べるのは幼虫で、成虫はクヌギやコナラの樹液を吸います。テリトリーを主張することが強く、スズメバチにも向かって行くそうです。
8月頃、卵からかえった幼虫は、エノキの葉を食べ育ち、数回脱皮し、エノキの葉が落ち始めると、木を伝って降り、根元の葉の裏で越冬。
 成虫は産卵後、一生を終えます。
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小屋を借りたお礼に、杉の枯葉を集め、クヌギの薪を作ってきました。子供にとっては、これも楽しいゲームでした。

 杉の枯葉は焚付けにとても良く、クヌギは菊炭の原木だけあって、薪にしても、素敵な炎を出して燃えます。


<1月16日(火)>黒川・桜の森35 林相整備  県主催測量研修
 9時30分~15時
 今日は、山から自宅へ帰るや、身繕いをし、会社時代の大先輩のお通夜に参列しました。腹部大動脈瘤により、人工血管への置換手術をして11ヶ月目の急逝です。同じ手術をし、私は術後16ヶ月、なお、生存。
2007年1月活動記録_e0049740_19523953.jpg親戚筋の人の話を聞くと、やはり死因は手術絡みのようでした。昨年9月、自宅を訪問、2時間ほど話した時には、全ての点で、私の方が、緊急で良くぞ命拾いできたと思うほど、先輩の方が万全の体制での手術でありました。
違いは、年齢。20歳近く離れています。血管も若く、今も生きている、生かされているのでしょう。
 人間、いつか命は絶える、80歳を過ぎてなお、ゴルフを楽しんでいた大先輩に、お疲れさまでした、ゆっくりお休み下さいと、明るく送れるような気持ちになっているのは不謹慎でしょうか。

 活動報告が遅くなった、言訳です。
 今日は、通常活動に6名、兵庫県主催の測量研修に6名の参加でした。
桜の森の活動は、準備段階が過ぎ、本格的に森の整備に入りました。
まずは、中谷筋の林相整備です。(今後、桜の森の北の境目の谷を『北谷』、1号路から2号路への折り返し地点から上への谷を『中谷』と呼ぶことにしましょう)
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 ひたすら、笹刈です。3台の刈払機を1日フル回転させました。ここは林床に石が多く、刈払機を傷めないよう要注意です。
夏とは違い、昨年、森の入口部分で格闘したのに比べれば楽です。しかし、外気温4℃の中で肌着が汗で濡れるのですから・・・まぁ、その程度です。

 森の整備をする上で、面積の測量術を会得することは大切なことと思えます。特に、県の助成金の対象になるような場合、正確な整備面積を測定しなければなりません。こういう点、他の府県も同じなんでしょうけれど、兵庫県は森林ボランテイアに対して、極めて的を得た種々の研修会を開催してくれます。ただ、残念なことに、希望者全員とは行かず、人数制限があり、菊炭友の会のように向上心旺盛な会員が多いところでは、毎回、受講できない人が出てきます。今日も、希望者9名で、受講は6名(正規は4名)でした。残念ながら、私は今回は辞退しました。
午前中、黒川公民館で座学。午後、我が桜の森で実習でした。
受講したNさんの報告文を掲載します。

「森林ボランティア測量研修会」 
午前10時に研修参加者22名と指導者約10名が川西市黒川の黒川公民館に
集まる。参加団体は菊炭友の会、川西里山クラブほかボランティア団体や
森のインストラクター。
 阪神北県民局地域振興部、林業課長の挨拶で研修がスタート。
参加者の中にコンパスを使った測量体験者はなく、皆さん真剣。
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4班に別れてコンパス、ポールなど器具を前に説明を受けながら操作の確認。
さっそく公民館のグランドで、コンパスの操作実習を全員が行う。


 午後12:30実習現場の「桜の森」に車で移動。
事前に設置されていたクイに従って、各班の測量体験が始まる。
われわれ4班はコンパス操作、ポール立て、スケールでの斜距離実測、
測量野帳の記録を指導員のアドバイスを聞き全操作を体験し理解を深めた。
2007年1月活動記録_e0049740_0262030.jpg 14:00再度 公民館に戻り、野帳の測量記録を縮尺スケール、分度器でA-3の方眼紙にプロット。何年も使っていない分度器にとまどい、ほかの人の図形と違っている?なんでこんな図形になる?

何とか全部のデータを書き終わっても最初の位置に合致せず。
これが普通です!と言われても???
測量の誤差、作図の誤差でこんな図形になるとのこと。
パソコンの測量面積を集計するソフトで出力された結果の説明を受け、
測量の誤差が少なく優秀である!と言われてみなさんオーっと喜び。
今後の桜の森の測量実施に自信を持ち、測量研修が無事終了した。

<1月12日(金)>黒川・桜の森34 林相整備計画立案 林相整備 
 9時30分~15時
 実質上の、仕事始めです。昨年、8月1日から桜の森の整備に取り掛かり、12月末迄に実施出来たのは、本格的な整備の為の準備でありました。つまり、活動基地となる作業小屋の建設と作業道の切り拓きに殆どの力をとられました。もちろん、林相整備にもかなりの時間を割きましたが、それは、目の前の荒れた山へ分け入る為に、とにかく、切り拓いて行ったという状況でした。
 今年は、この森をどうするのか、その為には、何処をどうするのかと言う、シッカリした計画の下に、林相整備に取り組まねばなりません。
当面、活動基地を基点に、3号路から4号路の折り返し地点迄を整備地域と設定し、午前中は、全員で地形図を片手に、作業小屋から1号路の奥へ、そして2号路に出て、3号路へと歩きました。
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この地域はどうしようか、ここにサクラの木があるけれど、この横のコナラは伐るのか、ここはとりあえず笹だけを刈ろう、この辺りのヒサカキは全部伐ろう、ここはOさんの出番だね、こちらはNさんとOさんの得意の所だ、と言うように大きな事から細かいことまで皆で話し合いながら、地形図に書き込みながら、歩きました。
 下の写真は、放置林の教材として、全く手を入れないでおこうと決めた地域です。50m四方位の面積があります。
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2007年1月活動記録_e0049740_20573644.jpg桜の花が咲いている時期に撮った写真で判断するに、3号路から4号路への折り返し点の谷筋には、サクラが多いように思えるので、この谷筋に徒歩ルートを拓くことにし、下りはその谷を藪漕ぎをして降りて来ました。
傾斜はさほどでもないのですが、笹は背丈以上あります。
3月までに徒歩ルートを拓き、素早く動けるようにしておかなければなりません。

 午後は、1号路と2号路の間の林相整備の仕上げをやりました。林床は手を入れれば、それだけ綺麗になるのですが、立木に絡んだツルはどうしようもありません。枯れて落ちるのを待つしかなく、大変、見苦しい姿のままです。
                         (画像、クリックすれば拡大します)

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 8月、9月頃は、作業をしている人を撮ろうとしても、笹に飲み込まれてしまって居て、写せなかったのが、今はこうして人の姿を捉えられます。ただし、この地域では・・です。これから、新しい地域で、また格闘が始まります。

<1月7日(日)>黒川・桜の森33 山開き  
 9時45分~15時40分
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 北の国で、冬の嵐が報じられている今日、当地も、朝の集合予定時間に激しく雪が降りました。
そのお陰で、バスの運転手に、無理が通じ、停留所から1.2k離れた所で停車してもらえ、雪道を歩かずにすみました。


 桜の森の入口での記念写真です。雪が激しく舞う中で菊炭友の会の新年がスタートしました。(画像をクリックして下さい)

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人には、それぞれ、色んな思い出があり、経験があります。雪とはあまり縁がない地方で激しく降られると、これから先の苦難が・・・と人は考えるようです。私は違います。社会人となり間もない頃、新潟の豪雪地帯、長岡に住み、大変良い思い出があり、雪は好きです。幸先が良いと感じます。
 今日は、黒川自治会の会長をはじめ、山係の役員5名、全員が参加して頂き、大変嬉しいスタートになりました。
雪に埋もれかけていますが、自治会からのも加え、お供えが多く、山の神さまもビックリされたのではないでしょうか。
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作業始めの儀式で読み上げた文章です
              2007年作業始めにあたり
 黒川自治会の役員の皆様にご列席頂き、作業始めの儀式を執り行うにあたって、
山の神様に申し上げます。
1.私達は、この地を『黒川・桜の森』と呼称させて頂きます。
2.私達は、『黒川・桜の森』を生物多様性豊かな、明るく元気な森になるよ
  う、整備・保全いたします。
3.私達は、この森にあるエドヒガンをはじめ、沢山の桜が元気に花を咲かせ
  るように、生育環境を整えます。
4.私達は、この森で、市民が憩い、自然体験学習ができる環境整備をいたし
  ます。
5.私達は、この森に炭焼窯を築き、主としてクヌギの炭を焼き菊炭に関する
  啓蒙活動を行います。
6.ご覧のように、作業小屋が竣工いたしました。道具の保管、作業の合間の
  休憩、炭焼の時の泊まりに活用いたします。
7.私達は、自然を楽しみながら、菊炭友の会が存在する限り、以上の活動を
  継続し、『黒川・桜の森』を他に誇れる名所として後世にバトンタッチできる
  よう、努力いたします。
 よって、山の神様におかれましては、私達の活動を見守り、作業小屋を含め
 て、安全にご配慮頂きますよう、お願い申し上げます。 
    2007年1月7日
              森林ボランテイア団体 菊炭友の会
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 儀式の最後に、作業小屋建設の功労者とし、Tさんにエドヒガンを表彰盾に見立てた感謝状を贈りました。











 2007年1月活動記録_e0049740_2225921.jpg 新年懇親会は、黒川自治会々長の私達への過分の労いと、今後への期待の言葉を添えて、乾杯の音頭で始まりました。

作業小屋の客間?に初めてお客様をお迎えしました。
 立派な畳敷きです。座布団がないのが山小屋らしいところです。
自治会の最長老は私達よりも10歳以上も先輩。さすがに、その話は興味深く、これからも、チョクチョク来て下さいよ、とお願いしました。






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今日の小屋には、総員24名が入りました。このあたりが限度でしょうか。
自分達で苦労しながら造った小屋での初酒宴にみんな気持ち良く、酔いしれているようでした。
Kさんの心づくしの料理に、炭火で焼いた餅やシシャモも凄いスピードで腹に納まって行きました。
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 帰りは、バスの停留所まで、そのうち、桜の森という停留所を作って見せようなんて思いながら、25分を歩きました。ご覧の通り、雪も融け、晴れ間さえ見えています。とても気持ち良く、(多分、お客様も)楽しいひと時が過ごせ、良いスタートがきれたと思います。
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# by cn1397 | 2006-12-24 18:18 | 2007年1月活動記録 | Comments(0)