2008年2月活動記録
2008年 02月 03日
<2月28日(木)>桜の森109 第3窯炭焼原木準備
9時30分~16時30分
好きで始めたことだから文句は言えないのですが、26日炭焼、27日再点火、28日原木準備、そして明日もクドサシで出ないといけないとなると、4日連続となりキツイですね。若くはないということを感じさせられます。
実は、今日クドサシを出来ると思っていました。朝、煙を見ると「そんなに甘くは無いぞ」とばかりにモクモクと出ています。「あ~ぁ、明日も出勤だ~」
とにかく、今日は美山を片付けることがメーン。栗林の向こう側にあった放置林を消滅させてしまいました。が、手前側は伐倒したまま残りました。 クヌギを80cmの長さに玉切りします。
そして搬出です。 昼食に作業小屋まで、体力温存。公道ならOUT!
16時過ぎに窯の前に次回分の原木が揃いました。全てクヌギです。菊炭原木!
窯はご覧の通りです。
TさんとSajさんは終日、小屋周辺で夢のある植樹作業を続けられました。
16時45分
帰りに国道から見た炭窯です。
元気なものでしょう!?
(2月分、字数制限オーバーで、24日台場クヌギ調査 25日会計報告 をCUTしました)
<2月27日(水)> 第2回炭焼・再点火
10時~12時30分
昨日、帰りに「明日の朝、煙の確認に来てよ」と話しておいたMtiさんから9時40分「煙が消えている」と電話。あ~ぁという感じ。午前中付き合えるとのことなので「すぐ行くから、メンヌリ用の土を篩にかけておいて」と伝え、大急ぎで仕度をし、駆けつけました。
煙道口からは、モヤモヤと湯気のようなものが僅かに出ているだけ。空気穴から覗いても火は見えない。 「焚き直そう!」とレンガを外し、再点火の準備に入ります。
10時40分再点火。
火はすぐに燃え始めてくれました。点火10分後の炎と再度出始めたタヨリナイ煙です。
昨年、強制消化し再点火した時には30分焚いてメンヌリをした記憶があります。
今日は30分では、煙に全く元気が出ません。1時間焚き続けて、ようやく喉を刺すような煙が焚口からも噴出します。またヌカ火の恐れが出てきました。煙くて目から鼻から涙を流しながら、急いでメンヌリを済ませました。
煙道口の煙も腰のあるしっかりしたものになりました。ヤレヤレ、あとは窯さん!シッカリ仕事してよと思いながら帰りました。 今日は忙しい1日になります。
(メンヌリ完了の状態)
<2月26日(火)>桜の森108 第1回炭出し・第2回木いれ・点火
9時30分~16時
一つのことに集中すると、別のことを忘れるのは歳のせいでしょうか、個人の問題でしょうか。
今シーズン初の炭出しの期待と緊張で、出かける準備も炭出し作業を思うあまり、商売道具のカメラを忘れました。
下手な文章だけでの報告です。
9時30分炭出し開始。10時20分炭出し完了。
10時30分木入れ開始。11時30分木入れ完了。
11時35分点火。
14時30分頃メンヌリをボチボチ開始。
15時30分メンヌリ完了。
前回が窯焚き4時間でメンヌリ、点火後48時間でクドサシという超特急だったので、今回はもう少し、ゆっくりのペースになるよう、大きく成り過ぎている排煙口を少し狭めました。
しかし、(想定内でしたが)今回も時間的には前回と同じような結果でした。さらに、点火後3時間になろうとする頃からヌカ火(焚き口へ噴出してくる火)が間歇的に10数回も出ました。これも、有り得ることと想定はしていましたが・・。
上げ木・柴の6割を昨年作製の乾燥した物を使用したからだと思います。
ヌカ火も昨年あったような長時間連続ではなかったので、火が呼吸をする合間にレンガを積み、メンヌリへ持ち込めました。・・が如何にも早すぎる。これでは火が消えてしまう心配があります。現に、煙道口から出る煙は今にも止まりそうなほど弱々しい。
最善を尽くす意味で、メンヌリの途中、大量の炭と乾燥したクヌギ、コナラを掘り込み、空気穴からの通りを良くするよう処置しました。結果、煙も元気なものになり、何とか持ちこたえてくれると判断、帰宅と決めました。
これで旨くクドサシまで漕ぎ着けてくれると、今後のスケジュールが随分楽になります。
と言うのは、今日の上げ木はヒサカキの枝葉と昨年来の乾燥した物で賄い、今年作ったクヌギの上げ木は温存できたのですから。
今日出した炭の報告が漏れていますね。上等です。砕けて棒状ではありませんがヒサカキがこんなに良い炭になるとは思いませんでした。「火鉢で使うのはこれで充分、煙は出ない、臭いもしない、火力もある」とは、燃してみた結果の誰かの評価。
だとすれば、彼方此方で土に返るのを待たされているヒサカキは勿体無いですね。
今日、見学に来られたOさん、床下調湿用として土嚢袋に入れた物1袋、燃料用にお買い上げ頂きました。
今日入れた木は98%ヒサカキです。
<2月22日(金)>桜の森107 炭焼原木等準備
9時30分~16時30分
心配をよそに、今日はうららかな日・・で良かった!
朝のストレッチングを終え、作業の段取りを話し「少し遅れているから気合を入れて行きましょう!」の掛声で、それぞれの持ち場へ散って行きます。 19日に倒したクヌギの大木の解体班です。26日用の柴つくりに重点をかけます。
炭の原木も窯前に揃いました。26日は殆どがヒサカキです。
各地の森林ボランテイアは、このヒサカキの処理に困っています。殆どが、山に整列して置き、土に返るのを待ちます。炭窯が有れば、こうして森から消えて行き、綺麗な森が出来ます。
ヒサカキの処理は午前中で切上げ、最終便が道具を乗せて帰ってきました。今日も4回運んだでしょうか。
写真は有りませんが、炭出しに備えて窯前も整理。模様替えも出来、午前中はここまでです。
午後は全員美山に回り、美山の皆伐、柴つくりにかかりました。
放置林が無くなりました。これで、隈なく日光が行き渡り、また元気な林が出来るでしょう。 ここ数回の活動は少しハードになり、終了後、全員クタクタ・・と言う感じです。今日も。
終了後すぐに帰宅準備にかかるこれまでと違い、小屋で一服ということが多くなりました。
今朝、会計のことでKsaさん宅に寄るとおやつの差入れがあり、それをありがたく頂きました。
T1級建築士は桜の森の住環境向上専任(人も動物も)兼報道カメラマン補佐。報道カメラマンが今日は作業に没頭し、T建築士の存在そのものも忘れるほど。
見事見透かされていましたね。写真が届きました。
巣箱がかかりました。
実がなる植樹がされました。
この果実を食せるよう元気で、皆さん!
気になること
今日、美山で皆伐作業をしているのを見ていた一人の老農夫の言葉
「こんな大勢(その時の私達は10名)で仕事をしていると楽しいやろな」 「1人では、捗らんから、精が無うてな~」
日本の農業の呻きを聞く思いでした。
<2月19日(火)>桜の森106 ヒサカキ玉切、クヌギ大木伐倒、クドサシ、台場クヌギ伐採
9時30分~16時
炭焼シーズンに入ると活動予定日が雨や雪になるとピンチになります。
今月のように臨時日を4日も設定しても・・です。
次の活動日の22日が天気予報では雨かも・・・というのが朝1番の話題です。それを踏まえて、今日の作業の内容を修正します。
今日の参加者6名、朝から緊張の面持ちで作業にスタートです。
私以外の5名は朝からヒサカキの玉切り・搬出。
私は炭窯上のクヌギの大木を10本伐倒後、玉切りに加わりました。
Doさんがキャタピラ車で4回、窯の前へ運んで、午前中の作業は終了。
26日窯入れする原木は80%位出来たようです。
昼食前に窯の様子を点検、朝のうち出ていた煙は、もう出ていません。
煙道をマッチでチェック「い~ち、に~い、さ~ん」で火が点きました。
ヨシ!昼食後、クドサシ!と決定。
この時間帯にクドサシなら泊まらずに済みます。
クドサシ完了13時。点火後48時間。これで、まともな炭が焼けているなら、超・効率の良い窯と言えますが・・・26日のお楽しみ。
Gさん1人をクヌギの大木からの柴つくりのため残ってもらい、 クドサシ後、新たに切らせてもらうことになっている西富さんの山(今後、西山)を見てから美山へ・・。
台場クヌギを伐ります。
全員が、その荘厳な姿から、ニコルさんの「マザーツリー」のサラの樹を思い浮かべているようです・・・モチロン・・私も。
2礼2拍手1礼で敬意を表してから伐採にかかりました。モンダイのチェンソーは私が持ちます。
5人がかりで最終の始末を付けるまで1時間強かかりました。その過程の写真を並べます。
無事、終了です。
次は(8年後位かな)どんな人が伐るのでしょう。
この台場の高さ 2m
胸高周囲 240cm
樹高14m
台場からの幹:大(直径16cm)4本、
中(直径9cm)3本、小(直径4cm)2本でした。
<2月17日(日)>桜の森105 第1回炭焼・ヒサカキ除伐・緑の少年団(里山学習体験)
9時30分~17時30分
12日から始めた窯の乾燥、温め作業は完璧と言える状況で今日の炭焼本番を迎えました。
窯から灰を出し、木入れを出来る体制を整えて里山学習のためやってくる牧の台緑の少年団の到着を待ちました。
神事の準備も整っています。
10時20分少年団到着。
「今年、最初の炭焼だから、炭焼窯の神様に作業の安全と、良い炭が焼けるよう努力しますから見守っていて下さい」と挨拶しますと説明し、神事?です。
窯の中で構造の説明を受けたあと、皆でリレーで木入れ完了。お弁当。 13時に点火しました。
炭焼のプロのお宅では窯焚きは女性が担当。男性は炭出し、木入れが終わると山へ原木準備に出かけます。
菊炭友の会もプロに近づいた?
女性窯焚師誕生!?
窯に火が入ると、「火遊び禁止!」とばかりに、少年団は山仕事へ。
”笹のまくり”を実習です。子供は遊びの天才。何でも遊びにしてしまいます。また、そうさせるのが大人の役割?。今年はこの場所に後輩がクヌギの植樹にやって来ます。 今日の緑の少年団はこれまでで最高に仕事をしたのではないでしょうか。全員がとても楽しそうにやり終えました。名残惜しそうに、15時前に帰って行きました。
さあ!落ち着いて炭焼しよう!
今日、入会検討で見学に来られたOさん、実は炭焼経験者だとか。即戦力、窯焚きです。
少年団が帰るのを待っていたかのように、猛烈に雪が降り始めました。
点火3時間後の16時の焚口の様子です。
この煙は・・・昨年の恐怖の時を思い出させます。
少し、木を引き火勢を弱めますが、窯の上部から何とも嫌な気配が漂います。
このまま行くと、間違いなく火が出る、あと1時間、騙しながらもたせて、そこでメンヌリと決断しました。
13時点火だから18時頃メンヌリだなと予測していたより1時間早いメンヌリ。1回目だから灰になる部分が増えてもいいやとという気楽さと、気配からして火が出そうだという恐怖が重なって写真のようないい加減なメンヌリを16時に完了しました。
メンヌリ後の煙です。シッカリしているから、点火後4時間なんてスピードメンヌリに耐えて燃えてくれると思いますが・・・。それにしても、帰りに振り返った窯の空気穴の火が余りにも目立ちすぎるのが気になります。
耐えて燃えるのでなく、燃え尽きて灰が多くなる・・・?。
炭焼は毎回、こうしてドキドキハラハラです。
<2月15日(金)>桜の森104 ヒサカキ伐採・炭窯準備・揚げ木づくり・休憩施設製作
9時30分~16時
今日は久し振りに、1日中雨も無く、雪も無く、穏やかな日でした。 3班に分かれて作業をしていて、昼休みにそれぞれが集まってくるところです。
陽気が良いと、気持ちにもゆとりが出てくるのが、写真にも表れているように思えるのですが・・如何です?
左の写真? これなんでしょう。珍しく若いお嬢さんが写っていますね。
新入会員なら嬉しいのですが・・・川西市の広報課から取材に来られた方です。
このベンチ、今日出来たばかりで、製作者自らが味わっているところです。
今年の桜の時期は千客万来が予想されるので、休憩施設づくりです。
ああ!一番に報告すべきことを忘れていました。心配していた炭焼窯、見事に燃えていました。未だ灰の中に埋もれ火が残っていて驚きです。4日間も窯の中に火が有ったわけで、目的達成には最高の状態であったことになります。
今日、更に炭と杉の枯葉を少しいれ、17日の本番にそえました。
窯が乾燥し暖まっているから、今日は火付きが早く、点火1時間後には炎をだして燃えています。右は、16時の帰り間際です。17日の本番までには燃え尽きて欲しいので、酸素が最大に入るよう、焚口は開放しておきました。
天気が良いと、参加を予定していなかった人も、時間が空けば来たくなるようですね、午後からDoさんSaさん二人が加わり総員13名の活動になりました。
午後は大半のメンバーで、徒歩10分ほどの美山(今後、こう呼びます)へ柴づくりに出かけました。
放置されず継続して人手が入っている所へは、軽トラックが入って行けるようになっています。
手入の行き届いた隣の栗林のお蔭で作業の成果をトラックで運べます。
<2月12日(火)>桜の森103 炭焼窯準備・他
9時30分~15時
窯に火を入れるにあたり、四方に、お神酒を撒いてから始めました。
1年振りの煙です。点火3時間後です。 炭焼の為に窯を乾燥させ、暖める為の火入れです。
まず、屑炭10袋を床に敷き詰め、その上に杉の枯葉をキャタピラ車山盛1杯を載せました。
その上に1年前の乾燥した柴5束位と同じく乾燥したクヌギと太目の木、合わせて15本位入れたでしょうか。それで点火。窯の中ですから、外で焚火するようには燃えてくれません。
炭焼の時と同じように窯全体の温度を上げるように、焚口で少しづつ薪を入れました。
点火、2時間後です。 点火4時間後、退散時間が来たので、焚口にレンガを積みました。
これで、明日1日位かかって燃えてくれると良いのですが・・・、どうでしょうね。
一方、大工組は鳥の巣箱1個と、灰の捨て箱を完成させました。
窯の火は炭焼の時と違い、燃え始めると後は焚口に着いて居なくともOK。
伐倒してあった木を玉切りし、窯の前に揃えます。
Oさんは何時ものように、何処か見えない所で作業です。
午前中、雨がパラツイテいましたが、その為に今後のスケジュールが大幅にくるうということがない程度には仕事が出来ました。
準備工程が多く、その進捗状況によってはイライラが高じる炭焼シーズンの到来を強く思わせる
1日でした。
<2月6日(水)>桜の森102(臨時活動日) 炭材準備、クヌギ林下刈
9時30分~15時
朝、寒さは変わらないけれど、体操をしながら森を見ていると、「あぁ~春が来てるんだ~」と感じます。草木は今、春を迎える準備におおわらわでしょう。それが雰囲気で伝わってくる感じです。
今月は、急遽、臨時活動日を4日も設けることになり、ブログで告知すると、瞬時に活動最低人員の3名を超える参加の意思表示がありました。反応が早いと、幹事としては大変有り難く、助かります。お蔭で、2月から3月へかけての炭焼の目処が立ちました。
今日は6名参加。午前中は先日、伐倒したコナラの大木を解体、炭材に使う部分の処理をし、午後は美濃岡さんの山へクヌギ切り出し準備の下刈に行きました。 17日の第1回目の火入れ用の炭材は8割揃いました。12日の定例活動日に完備させましょう。
12日と15日で第2回目用の炭材を揃え、15日には窯の予熱を開始したいですね。 「この歳になると栗の守をするので精一杯」と75歳の美濃岡さん。さすが栗林は手入が行き届いています。 私たちがクヌギを伐るのは、その向こう側。 放置林!?
クヌギもそう多くはありません。
しかし、伐採を許されたエリア内に、こんな立派な台場クヌギが有ります。
樹齢100年以上。
今からワクワクしますね。
伐る時。
伐った後。
しっかり勉強させて頂きます。
<2月3日(日)>雪の桜の森 機器整備・他
9時30分~14時
桜の森にこれ迄で一番多くの積雪が見られました。キレイ!ですね~、拡大。 早朝3名に電話連絡、今日の参加を止めてもらいました。最遠方のTさん、最年少A君、そしてSAJさんの紹介で見学予定のOさん。
Oさん!お会い出来なくて残念でした。次の機会に是非どうぞ!
出勤?は近くのMtiさんとジローさん、そして私。仕事をしたのは二人、チェンソーの手入です。
私は雪の桜の森を5号線までトレッキング。雪中で新発見を期待しましたが、空振り。動物の足跡一つ見つかりません・・・が、娘を連れた母熊がやって来ました。甘酒持って・・・娘がヒサカキの太い木が欲しいと・・・。お安い御用でした。 新雪の散策路です。気分は最高。
昼食後Mtiさんと山係のMinoさん宅を訪問。私が申し入れていた件について回答を頂きに。
最善ではなかったですが良い返事を頂きました。俄然忙しくなります。
9時30分~16時30分
好きで始めたことだから文句は言えないのですが、26日炭焼、27日再点火、28日原木準備、そして明日もクドサシで出ないといけないとなると、4日連続となりキツイですね。若くはないということを感じさせられます。
実は、今日クドサシを出来ると思っていました。朝、煙を見ると「そんなに甘くは無いぞ」とばかりにモクモクと出ています。「あ~ぁ、明日も出勤だ~」
とにかく、今日は美山を片付けることがメーン。栗林の向こう側にあった放置林を消滅させてしまいました。が、手前側は伐倒したまま残りました。 クヌギを80cmの長さに玉切りします。
そして搬出です。 昼食に作業小屋まで、体力温存。公道ならOUT!
16時過ぎに窯の前に次回分の原木が揃いました。全てクヌギです。菊炭原木!
窯はご覧の通りです。
TさんとSajさんは終日、小屋周辺で夢のある植樹作業を続けられました。
16時45分
帰りに国道から見た炭窯です。
元気なものでしょう!?
(2月分、字数制限オーバーで、24日台場クヌギ調査 25日会計報告 をCUTしました)
<2月27日(水)> 第2回炭焼・再点火
10時~12時30分
昨日、帰りに「明日の朝、煙の確認に来てよ」と話しておいたMtiさんから9時40分「煙が消えている」と電話。あ~ぁという感じ。午前中付き合えるとのことなので「すぐ行くから、メンヌリ用の土を篩にかけておいて」と伝え、大急ぎで仕度をし、駆けつけました。
煙道口からは、モヤモヤと湯気のようなものが僅かに出ているだけ。空気穴から覗いても火は見えない。 「焚き直そう!」とレンガを外し、再点火の準備に入ります。
10時40分再点火。
火はすぐに燃え始めてくれました。点火10分後の炎と再度出始めたタヨリナイ煙です。
昨年、強制消化し再点火した時には30分焚いてメンヌリをした記憶があります。
今日は30分では、煙に全く元気が出ません。1時間焚き続けて、ようやく喉を刺すような煙が焚口からも噴出します。またヌカ火の恐れが出てきました。煙くて目から鼻から涙を流しながら、急いでメンヌリを済ませました。
煙道口の煙も腰のあるしっかりしたものになりました。ヤレヤレ、あとは窯さん!シッカリ仕事してよと思いながら帰りました。 今日は忙しい1日になります。
(メンヌリ完了の状態)
<2月26日(火)>桜の森108 第1回炭出し・第2回木いれ・点火
9時30分~16時
一つのことに集中すると、別のことを忘れるのは歳のせいでしょうか、個人の問題でしょうか。
今シーズン初の炭出しの期待と緊張で、出かける準備も炭出し作業を思うあまり、商売道具のカメラを忘れました。
下手な文章だけでの報告です。
9時30分炭出し開始。10時20分炭出し完了。
10時30分木入れ開始。11時30分木入れ完了。
11時35分点火。
14時30分頃メンヌリをボチボチ開始。
15時30分メンヌリ完了。
前回が窯焚き4時間でメンヌリ、点火後48時間でクドサシという超特急だったので、今回はもう少し、ゆっくりのペースになるよう、大きく成り過ぎている排煙口を少し狭めました。
しかし、(想定内でしたが)今回も時間的には前回と同じような結果でした。さらに、点火後3時間になろうとする頃からヌカ火(焚き口へ噴出してくる火)が間歇的に10数回も出ました。これも、有り得ることと想定はしていましたが・・。
上げ木・柴の6割を昨年作製の乾燥した物を使用したからだと思います。
ヌカ火も昨年あったような長時間連続ではなかったので、火が呼吸をする合間にレンガを積み、メンヌリへ持ち込めました。・・が如何にも早すぎる。これでは火が消えてしまう心配があります。現に、煙道口から出る煙は今にも止まりそうなほど弱々しい。
最善を尽くす意味で、メンヌリの途中、大量の炭と乾燥したクヌギ、コナラを掘り込み、空気穴からの通りを良くするよう処置しました。結果、煙も元気なものになり、何とか持ちこたえてくれると判断、帰宅と決めました。
これで旨くクドサシまで漕ぎ着けてくれると、今後のスケジュールが随分楽になります。
と言うのは、今日の上げ木はヒサカキの枝葉と昨年来の乾燥した物で賄い、今年作ったクヌギの上げ木は温存できたのですから。
今日出した炭の報告が漏れていますね。上等です。砕けて棒状ではありませんがヒサカキがこんなに良い炭になるとは思いませんでした。「火鉢で使うのはこれで充分、煙は出ない、臭いもしない、火力もある」とは、燃してみた結果の誰かの評価。
だとすれば、彼方此方で土に返るのを待たされているヒサカキは勿体無いですね。
今日、見学に来られたOさん、床下調湿用として土嚢袋に入れた物1袋、燃料用にお買い上げ頂きました。
今日入れた木は98%ヒサカキです。
<2月22日(金)>桜の森107 炭焼原木等準備
9時30分~16時30分
心配をよそに、今日はうららかな日・・で良かった!
朝のストレッチングを終え、作業の段取りを話し「少し遅れているから気合を入れて行きましょう!」の掛声で、それぞれの持ち場へ散って行きます。
炭の原木も窯前に揃いました。26日は殆どがヒサカキです。
各地の森林ボランテイアは、このヒサカキの処理に困っています。殆どが、山に整列して置き、土に返るのを待ちます。炭窯が有れば、こうして森から消えて行き、綺麗な森が出来ます。
ヒサカキの処理は午前中で切上げ、最終便が道具を乗せて帰ってきました。今日も4回運んだでしょうか。
写真は有りませんが、炭出しに備えて窯前も整理。模様替えも出来、午前中はここまでです。
午後は全員美山に回り、美山の皆伐、柴つくりにかかりました。
放置林が無くなりました。これで、隈なく日光が行き渡り、また元気な林が出来るでしょう。
終了後すぐに帰宅準備にかかるこれまでと違い、小屋で一服ということが多くなりました。
今朝、会計のことでKsaさん宅に寄るとおやつの差入れがあり、それをありがたく頂きました。
T1級建築士は桜の森の住環境向上専任(人も動物も)兼報道カメラマン補佐。報道カメラマンが今日は作業に没頭し、T建築士の存在そのものも忘れるほど。
見事見透かされていましたね。写真が届きました。
巣箱がかかりました。
実がなる植樹がされました。
この果実を食せるよう元気で、皆さん!
気になること
今日、美山で皆伐作業をしているのを見ていた一人の老農夫の言葉
「こんな大勢(その時の私達は10名)で仕事をしていると楽しいやろな」 「1人では、捗らんから、精が無うてな~」
日本の農業の呻きを聞く思いでした。
<2月19日(火)>桜の森106 ヒサカキ玉切、クヌギ大木伐倒、クドサシ、台場クヌギ伐採
9時30分~16時
炭焼シーズンに入ると活動予定日が雨や雪になるとピンチになります。
今月のように臨時日を4日も設定しても・・です。
次の活動日の22日が天気予報では雨かも・・・というのが朝1番の話題です。それを踏まえて、今日の作業の内容を修正します。
今日の参加者6名、朝から緊張の面持ちで作業にスタートです。
私以外の5名は朝からヒサカキの玉切り・搬出。
私は炭窯上のクヌギの大木を10本伐倒後、玉切りに加わりました。
Doさんがキャタピラ車で4回、窯の前へ運んで、午前中の作業は終了。
26日窯入れする原木は80%位出来たようです。
昼食前に窯の様子を点検、朝のうち出ていた煙は、もう出ていません。
煙道をマッチでチェック「い~ち、に~い、さ~ん」で火が点きました。
ヨシ!昼食後、クドサシ!と決定。
この時間帯にクドサシなら泊まらずに済みます。
クドサシ完了13時。点火後48時間。これで、まともな炭が焼けているなら、超・効率の良い窯と言えますが・・・26日のお楽しみ。
Gさん1人をクヌギの大木からの柴つくりのため残ってもらい、 クドサシ後、新たに切らせてもらうことになっている西富さんの山(今後、西山)を見てから美山へ・・。
台場クヌギを伐ります。
全員が、その荘厳な姿から、ニコルさんの「マザーツリー」のサラの樹を思い浮かべているようです・・・モチロン・・私も。
2礼2拍手1礼で敬意を表してから伐採にかかりました。モンダイのチェンソーは私が持ちます。
5人がかりで最終の始末を付けるまで1時間強かかりました。その過程の写真を並べます。
無事、終了です。
次は(8年後位かな)どんな人が伐るのでしょう。
この台場の高さ 2m
胸高周囲 240cm
樹高14m
台場からの幹:大(直径16cm)4本、
中(直径9cm)3本、小(直径4cm)2本でした。
<2月17日(日)>桜の森105 第1回炭焼・ヒサカキ除伐・緑の少年団(里山学習体験)
9時30分~17時30分
12日から始めた窯の乾燥、温め作業は完璧と言える状況で今日の炭焼本番を迎えました。
窯から灰を出し、木入れを出来る体制を整えて里山学習のためやってくる牧の台緑の少年団の到着を待ちました。
神事の準備も整っています。
10時20分少年団到着。
「今年、最初の炭焼だから、炭焼窯の神様に作業の安全と、良い炭が焼けるよう努力しますから見守っていて下さい」と挨拶しますと説明し、神事?です。
炭焼のプロのお宅では窯焚きは女性が担当。男性は炭出し、木入れが終わると山へ原木準備に出かけます。
菊炭友の会もプロに近づいた?
女性窯焚師誕生!?
窯に火が入ると、「火遊び禁止!」とばかりに、少年団は山仕事へ。
”笹のまくり”を実習です。子供は遊びの天才。何でも遊びにしてしまいます。また、そうさせるのが大人の役割?。今年はこの場所に後輩がクヌギの植樹にやって来ます。
さあ!落ち着いて炭焼しよう!
今日、入会検討で見学に来られたOさん、実は炭焼経験者だとか。即戦力、窯焚きです。
少年団が帰るのを待っていたかのように、猛烈に雪が降り始めました。
点火3時間後の16時の焚口の様子です。
この煙は・・・昨年の恐怖の時を思い出させます。
少し、木を引き火勢を弱めますが、窯の上部から何とも嫌な気配が漂います。
このまま行くと、間違いなく火が出る、あと1時間、騙しながらもたせて、そこでメンヌリと決断しました。
13時点火だから18時頃メンヌリだなと予測していたより1時間早いメンヌリ。1回目だから灰になる部分が増えてもいいやとという気楽さと、気配からして火が出そうだという恐怖が重なって写真のようないい加減なメンヌリを16時に完了しました。
メンヌリ後の煙です。シッカリしているから、点火後4時間なんてスピードメンヌリに耐えて燃えてくれると思いますが・・・。それにしても、帰りに振り返った窯の空気穴の火が余りにも目立ちすぎるのが気になります。
耐えて燃えるのでなく、燃え尽きて灰が多くなる・・・?。
炭焼は毎回、こうしてドキドキハラハラです。
<2月15日(金)>桜の森104 ヒサカキ伐採・炭窯準備・揚げ木づくり・休憩施設製作
9時30分~16時
今日は久し振りに、1日中雨も無く、雪も無く、穏やかな日でした。
陽気が良いと、気持ちにもゆとりが出てくるのが、写真にも表れているように思えるのですが・・如何です?
左の写真? これなんでしょう。珍しく若いお嬢さんが写っていますね。
新入会員なら嬉しいのですが・・・川西市の広報課から取材に来られた方です。
このベンチ、今日出来たばかりで、製作者自らが味わっているところです。
ああ!一番に報告すべきことを忘れていました。心配していた炭焼窯、見事に燃えていました。未だ灰の中に埋もれ火が残っていて驚きです。4日間も窯の中に火が有ったわけで、目的達成には最高の状態であったことになります。
今日、更に炭と杉の枯葉を少しいれ、17日の本番にそえました。
窯が乾燥し暖まっているから、今日は火付きが早く、点火1時間後には炎をだして燃えています。右は、16時の帰り間際です。17日の本番までには燃え尽きて欲しいので、酸素が最大に入るよう、焚口は開放しておきました。
天気が良いと、参加を予定していなかった人も、時間が空けば来たくなるようですね、午後からDoさんSaさん二人が加わり総員13名の活動になりました。
午後は大半のメンバーで、徒歩10分ほどの美山(今後、こう呼びます)へ柴づくりに出かけました。
手入の行き届いた隣の栗林のお蔭で作業の成果をトラックで運べます。
<2月12日(火)>桜の森103 炭焼窯準備・他
9時30分~15時
窯に火を入れるにあたり、四方に、お神酒を撒いてから始めました。
1年振りの煙です。点火3時間後です。
まず、屑炭10袋を床に敷き詰め、その上に杉の枯葉をキャタピラ車山盛1杯を載せました。
その上に1年前の乾燥した柴5束位と同じく乾燥したクヌギと太目の木、合わせて15本位入れたでしょうか。それで点火。窯の中ですから、外で焚火するようには燃えてくれません。
炭焼の時と同じように窯全体の温度を上げるように、焚口で少しづつ薪を入れました。
点火、2時間後です。 点火4時間後、退散時間が来たので、焚口にレンガを積みました。
これで、明日1日位かかって燃えてくれると良いのですが・・・、どうでしょうね。
一方、大工組は鳥の巣箱1個と、灰の捨て箱を完成させました。
窯の火は炭焼の時と違い、燃え始めると後は焚口に着いて居なくともOK。
伐倒してあった木を玉切りし、窯の前に揃えます。
Oさんは何時ものように、何処か見えない所で作業です。
午前中、雨がパラツイテいましたが、その為に今後のスケジュールが大幅にくるうということがない程度には仕事が出来ました。
準備工程が多く、その進捗状況によってはイライラが高じる炭焼シーズンの到来を強く思わせる
1日でした。
<2月6日(水)>桜の森102(臨時活動日) 炭材準備、クヌギ林下刈
9時30分~15時
朝、寒さは変わらないけれど、体操をしながら森を見ていると、「あぁ~春が来てるんだ~」と感じます。草木は今、春を迎える準備におおわらわでしょう。それが雰囲気で伝わってくる感じです。
今月は、急遽、臨時活動日を4日も設けることになり、ブログで告知すると、瞬時に活動最低人員の3名を超える参加の意思表示がありました。反応が早いと、幹事としては大変有り難く、助かります。お蔭で、2月から3月へかけての炭焼の目処が立ちました。
今日は6名参加。午前中は先日、伐倒したコナラの大木を解体、炭材に使う部分の処理をし、午後は美濃岡さんの山へクヌギ切り出し準備の下刈に行きました。
12日と15日で第2回目用の炭材を揃え、15日には窯の予熱を開始したいですね。
クヌギもそう多くはありません。
しかし、伐採を許されたエリア内に、こんな立派な台場クヌギが有ります。
樹齢100年以上。
今からワクワクしますね。
伐る時。
伐った後。
しっかり勉強させて頂きます。
<2月3日(日)>雪の桜の森 機器整備・他
9時30分~14時
桜の森にこれ迄で一番多くの積雪が見られました。キレイ!ですね~、拡大。
Oさん!お会い出来なくて残念でした。次の機会に是非どうぞ!
出勤?は近くのMtiさんとジローさん、そして私。仕事をしたのは二人、チェンソーの手入です。
私は雪の桜の森を5号線までトレッキング。雪中で新発見を期待しましたが、空振り。動物の足跡一つ見つかりません・・・が、娘を連れた母熊がやって来ました。甘酒持って・・・娘がヒサカキの太い木が欲しいと・・・。お安い御用でした。
昼食後Mtiさんと山係のMinoさん宅を訪問。私が申し入れていた件について回答を頂きに。
最善ではなかったですが良い返事を頂きました。俄然忙しくなります。
by cn1397 | 2008-02-03 15:51 | 2008年2月活動記録 | Comments(0)