菊炭友の会:2007年5月活動記録
2008-03-06T22:00:03+09:00
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森林ボランテイア団体『菊炭友の会』は兵庫県が推進する「里山ふれあい森づくり事業」 の一翼を担い、 川西市黒川において「黒川・桜の森」の整備計画を推進中です。
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2007年5月活動記録
http://kikuzumi.exblog.jp/5517042/
2007-04-16T09:17:00+09:00
2008-03-06T22:00:03+09:00
2007-04-16T09:17:25+09:00
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2007年5月活動記録
9時30分~15時
今日の参加者は少なく7名。一部、ランドマークツリーの保護用杭の作製もしましたが、玉切りしたまま放置状態の間伐材を全員で薪製作場へ集結、薪割りをしました。
里山は、昭和30年代半ばまでは、薪炭の生産林として機能していたわけで、その当時のように、炭を焼き、薪を作る作業をすると、山が綺麗になって行きます。
台風対策で伐倒したコナラの大木を運び出したキャタピラ車、山との間を5往復して、最終便が帰って来ました。
炭焼窯のすぐ上で伐倒したクヌギをウインチで引き出します。
台場仕立ての切り株からの萌芽枝は、随分、大きくなっています。
集結した間伐材(薪用材)です。
大径木は斧とハンマーで割ります。それを束にしていきます。
「力ではない、タイミングだ」とか何とか、ゴルフのスイングに例えてみたり、それぞれ、それなりに楽しんでいます。
しかし、薪割りは通常あまり縁のない部分の筋肉を使うわけで、かなり体力を消耗します。
完成品の一部を、今日初めて納品です。キャンプ場へ向けて、薪50束が出発します。
初夏だけあって、色んな生き物に出会います。蝶をみるとオオムラサキ!ではないかと思いたくなります。
オオムラサキはもう少し遅れてきますね。
アサキマダラです。
これは?
おなじかな?
玉切りしたクヌギに2匹のコクワガタがいました。
そして、木の枝の伐れ端が重なり合った上に乗った石を取り除くと、蛇の子供がトグロを巻いていました。
鉛筆よりも細く長い、赤ん坊のようです。木で触れると、一人(匹?)前に鎌首をもたげて構えます。(ワカリマスカ?)
帰宅し、図鑑で調べると、アオダイショウの子供でした。親とは似つかぬ模様ですね。
話は変わりますが、今日も小屋の側にはエドヒガンの実が落ちていました。ランドマーク・エドヒガンの下、緑の少年団が敷いてくれたブルーシートには全く落ちていません。
小屋の側の実を拾って、持ち帰り、自分で処理をしてみました。
植木鉢に砂をいれます。水を入れたバケツの中で、実から種を捻り出し、果肉を取り除きます。植木鉢の砂の上に水きり網を敷き、そこに種をのせます。全部で38個ありました。
種の上にもう1枚、網を敷き、その上に鹿沼土をのせ、そして水をかけます。
この状態で風通しの良い所に置き、乾燥させないように、黴させないように、来春まで保管します・・・・・そして、種蒔きです。
38個の実の、ここまでの処理に1時間近くかかりました。561個の処理をされたKさん、ご苦労様でした。とんでもなく、大変だったでしょう。
<5月27日(日)>桜の森 牧の台緑の少年団 森林整備体験
10時~15時
今日は緑の少年団の月1度の活動日。4月に植樹したクヌギの周りの除草が目的だったのが、思わぬことで、森林整備の体験と菊炭友の会のお手伝いをしてもらうことになりました。
と言うのは、小屋に着いた時、エドヒガンの実が熟して、沢山落ちており、踏んづけてしまうと大変だということで、急遽、実拾いをやってもらいました。 あっという間に、2~300個が集まりました。 (処理して頂いたKさんからの翌日の報告、全部で約700、良品だけでは561個あったとのことです。)
緑色から赤くなったの、そして黒く熟したのと、
3種類が落ちています。
黒く熟したのは捻ると簡単に種が出てきます。
この種を綺麗に洗い、来春まで乾燥しないように、黴させないように保管し、種蒔きをする計画です。
上を見ると、枝には未だ実がついています。
これが子供達の受難?の始まり。
その話は、後ほど・・・。
一通り、落ちた実を拾い終わって、今日の目的の除草作業に移りました。
それぞれ、自分が植樹した木を中心に、除草作業を実施。
この時期の、植物の成長の早さには驚かされます。1週間前、これほどは繁茂していなかったのに・・・。それに比し、植樹したクヌギの成長は大したことはありません。
林床も笹の緑が多くなっています。
何れにしろ、クヌギの周辺は綺麗になり、昼食です。
草取りの後は、好きに遊べると思っていたのに・・。
ランドマークツリーになるエドヒガンの種を採りたい大人のエゴで、落ちてくる実を受けるブルーシートを敷けるよう、林床の整備を手伝うことになりました。
子供達は何でも楽しい遊びにしてしまいます。
牧の台緑の少年団の皆さん、大変、ご苦労様でした。
<5月23日(水)>歩む会・妙見演習林 懇親会
10時~15時
妙見演習林の朝、羽化後の第1声でしょうか。蝉の鳴き声を聞きました。ヒタヒタとしのび寄ってくるものがある、不気味さを感じます。
桜の森は車がないと不便なので、歩む会の演習林を借りて懇親会を開きました。酒が入ると、何時もとは少し違った雰囲気で話も深まります。
炭火が熾ると、時間関係なしに、「乾杯~!」と始まり、鶏肉やシシャモが焼かれ、Kさん用意のシメ鯵、かぼちゃの炒め物等、メニューは豊富。
蕎麦打ち名人のSさんは、今日は黒川公民館で、うどん打ちの講習会の講師で欠席。
しかし、うどんはキッチリ届きました。細身の腰がシッカリした美味いうどんでした。 話題の中には、重いものもありました。仲間に嫌な思いをさせないでおこうと、面倒なことがあっても、1人で背負い込み過ぎたようです。向き合ってしまう場面があったのは辛いですね。
桜の森・報告
5月21日に桜の森駐車場から下りる何時もの所(シュンラン、チゴユリ)でササユリの蕾を見つけました。(ピントがササユリでなく地面に合っていますね。)
次の活動日には花が咲いているでしょう。
桜の森・注意報ーカラスの空き巣現る
5月21日、昼食時に友人が持って来てくれた、真っ赤な甘いトマトを食べ、お土産にと更に2個くれたのを、ビニール袋に入れ、それを手提げ袋に入れました。
2時間して作業後、戻ってみると、テーブルの上に置いていた手提げ袋が、少し離れた地面に落ちていました。その傍らに、真っ赤なトマトが裸で1個。鳥?が突いた跡があります。
もう1個は・・? ない!袋の中を探してもない。カラスか?
手提げ袋から2個のトマトを出し、1個は持ち去り、もう1個は突いた状況で置き去り。
トマトをそのままし、帰路に着くと、1羽のカラスがトマトを咥えて、南の空へ飛んで行きました。
あのカラスは学習効果を発揮、これから私達のリュックを狙うのではないでしょうか。
今後、リュックは小屋に入れておくほうが無難でしょう。
<5月15日(火)>桜の森64 森林整備
9時~15時
今日は、間伐をしたコナラの大木の切り出し、クヌギの間伐材での薪作り、樹名板付けの、3グループでの作業を実施しました。
コナラの伐倒理由が台風対策ということからも、想像できると思いますが、全てが谷へ向けて倒してあります。そのうえ、架かり木になっており、そこへ、やってはいけない浴びせ伐りもしてあります。(下左)それを、ウインチで、ある程度固定し、玉切りをしながら引き出します。ワイヤーと滑車の使い方の知恵の絞りどころです。(下右)
ウインチといえども、すんなり引けず、まさに人馬?一体作業と言えます。
引き上げる途中で玉切りをする、引き上げてから玉切りをする(下左)、状況判断が求められます。
人、エンジン付ウインチ、キャタピラ車、それぞれがフル活動です。
薪グループは間伐材を薪にしました。
屋外での昼食場所を夏に備えて移動させました。今の昼食時間帯、エドヒガンの大木が、丁度良い日陰を作ってくれます。
私達がエドヒガンの競争相手のスギを伐り、そのスギが私達のベンチやテーブルになり、その場所をエドヒガンが過ごしやすいように日陰を作ってくれる。
面白いですね。
<5月11日(金)>桜の森63 森林整備
9時30分~16時
朝のストレッチング風景です。毎回実施していますが、写真は初めてですね。
その日、実施する作業、使用する機器類の扱いを得意とする人が揃った時は、分担も決めやすく、作業も効率よく捗ります。今日はそういう日でした。
桜の森の入口から、公民館方向への里道の草刈をするチーム。前回、伐り出した杉を所定の位置に運び出すチーム。玉切済みのクヌギを薪に仕立てるチーム。伐倒済みのコナラの大木を玉切り、搬出するチーム、それぞれが作業を進め、所期の目的を達成しました。
前回、し残した杉の搬出です。エンジン付のウインチだけでは力不足で、キャタピラ車と2台合わせて、何とか引き上げました。
キャタピラ車がこんな力を発揮するとは思ってもいませんでした。何だか得をしたような気になります。
この丸太、1本100kg以上あると思います。それを引っ張ってくれます。
錘を兼ねて、少し細めの丸太を積んでもいます。
作業の合間も無駄にしません。作業道1号線横の杉林、枝が気になります。(左)
しかし、この杉、山主が違い、遠慮していましたが、枝打ちをしました。1号線がすっきりしました。(右)
実は、今回伐りだした杉は、隣の山主が植林したものと思われます。しかし、我が方の地域に入っています。
台風対策で伐った直径35cmのコナラの大木。玉切をし、ウインチで引き出します。
谷に倒してある為、架かり木になり、足場も悪く、危険な作業で神経を使います。薪割りも進みます。
森の入口まで、運び出し、樹皮を剥がし終えた
杉です。
太いのは、直径40cm近くあるでしょう。
長さは3m50cmです。
この杉を、門柱として立てる計画ですが、これも大変な作業になりそうです。
<5月5日(土)>桜の森62 間伐
9時30分~15時30分
雨で中止になり、代替日として臨時活動候補日を設定、参加を募る、即、最低活動人員の5名以上の参加の意思表示がある、これは凄いことだと思いませんか。
「な~に、それだけヒマ人の集まりだということだよ。」 ムム! そう来ますか・・。
これは菊炭友の会の誇るべきことだと思って良いのではないでしょうか。如何でしょう?
その雨の代替日が雨になりそうで、大ピンチになるところでしたが、助かりました。
今日1日、やるべきことがキッチリ出来ました。
桜の森の入口に門柱を立てるための杉を2本。作業道際のコナラの大木、強い台風が来れば、道ごと持って行かれる恐れがあります。その恐れが強いコナラ3本を伐倒しました。
「5月8日以降、伐ってはいけないとは、何故か?」という質問がありました。
これは、村の掟というか、山のルールみたいなものです。木を伐るのは、冬眠中に限るということでしょう。昨年、柚子の山でも同じことがありましたね。
門柱用の杉の切り出し作業です。
この時期、木も活動を開始、水を吸い上げており、ご覧のように、杉皮は簡単に剥がせます。
作業道際の2本を倒すと、その辺りに日光が射し込み、とても明るくなります。
道際のコナラの大木の伐倒作業です。
コナラは根を大きくは張らないので、大木になると風に弱いようです。
伐倒木は、36cmに玉切りし、薪として利用します。
伐り株は生きていて、新たに萌芽枝が出てきます。従って、土砂崩れも防いでくれます。
<5月4日(金)>桜の森 掃除
10時30分~14時30分
みどりの日、桜の森に子供達の喚声が聞こえます。3家族以上でしょうか、愛犬と共に、作業道を走って行きました。小屋の側を通る時、試しにつけた樹名板を、お母さんが声を出して読んでいます。「エドヒガン、バラ科だって・・」 何だか嬉しくなりますね。
去年の今頃、この辺りは人も寄せつけぬほど、笹と蔓が生い茂って居たのに、今日は家族連れが遊びに来ているのです。前回の活動日の写真と比較して下さい。わずか10日で、こんなに緑が増えました。
(画像クリックで拡大します)
家内が、「桜の森のお掃除に行こう」と言い出し、息子も一緒にやって来ました。
ポリ容器などの持ち帰り、トイレ掃除等をしてくれました。お陰で、(オーナーが見ていて)使用禁止が解除されました!
殆どの人がこれまでも、気をつけていましたが、ゴミの持ち帰りは徹底しましょう。
我が家でドングリから育てたクヌギ2本を持って行き、みどりの日の記念に、家内と息子の手で植樹してもらいました。
ランドマーク・ツリーのエドヒガンも新緑が眩しいほどです。
実が熟せば種を取り、苗を作りたいですね。
クヌギの萌芽枝です。
もう、こんなに大きくなっています。
チゴユリを見つけました。
国道を、下りてすぐ左側です。
踏みつけないよう注意!
かなり、あります。
かなりと言っても、写真で撮った他にも・・という程度です。
冬眠明けのアマガエル?
未だ動きが鈍いのか、
自分の色が保護色的なのを知っているのか、
エノキの根元に止まって、じっとしています。
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