活動記録Ⅱ   

<12月30日(金)>2005年活動終了黒川窯餅つき
14:30~16:30
 今年最後の集まりは、黒川窯での餅つきです。9人が集まりました。
石臼に杵。見たところ、餅つき経験者は3名のようです。
良い音で餅を搗きますが、「ハイ!次のかた!」という声が、案外早く出ます。やはり・・・ネ。
なかで、4歳の桃ちゃん(MOMOKO)、Mさんのお孫さん、今日の花だったかな。

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餅つきが終わり、それぞれが家庭への持ち帰りの餅が入った箱を持ち、
「お世話になりました、良いお年をお迎え下さい」と言葉を交し合いながら家路につく。
毎年、あちこちで見られる何ともいえぬ良き光景であります。
この瞬間、色々あったはずの1年も、何もなかったかのごとく静かに過ぎ去り、新しい年へと向かって行くのですね。   
今年の菊炭友の会の活動記録も、これで最終です。 良いお年をお迎え下さい。


<12月29日(木)>2005年支援活動最終日 
 8~17時
 名月窯及び黒川窯ともに50年とも100年振りともいう大雪にも大きな影響を受けずに、予定通り、今年最終の窯に火を入れ、順調に焼ければ、年明け早々(5日)に炭を出せる体制がとれたこと、多少とも関わった私達にとっても大変嬉しいことです。
 原木伐り出しのルート造り、原木の伐採、枝払い、玉切り、山からの搬出という過程を経て、2005年最終の窯入れの日を迎えました。
 今日、黒川窯では、午前中は今年最後の炭を出し、来年最初の炭になる原木を窯に入れ点火しました。
午後は、来年最初に窯に入れる原木の積み出しと、その後の準備のため山へ入りました。ポイントだけを写真で紹介します。
今年、最終の炭が窯から出されました。そっと手渡しします。
この時、窯の中の温度は80℃はあるでしょう。
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炭を出すと、窯の温度が下がらない内に、次に焼く原木が入れられます。
窯の中2名、外2名です。 ベルトコンベアーが助かります。






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搬入された窯の中の原木。
窯の中は4.1m四方、高さ2m。6畳間を少し上回ります。
  原木の重量4t、炭になると800Kgになります。
おそらく、日本一大きな窯でしょう。




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今年最後の点火です。









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点火後、6時間。順調に燃えています。









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今、クヌギを伐採している所からの風景です。南に、近くは東ときわ台、そして、目視では大阪湾から紀伊半島まで見える、心和む場所ではあります。




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 ここでも、大きな台場クヌギがありました。そして、やはり連立しています。
鹿の食害を避けるために台場にしたと言われていますが、最近、私は疑問を持ち始めています。鹿の食害を避けるためであれば、こんなにまで背を高くする必要はないはずです。

 どなたか、この件に関して何らかの情報をお持ちでないでしょうか?

こんなに高い位置で伐るという危険を冒すだけの如何なる理由があったのか、とても好奇心がそそられます。




機械力を使って、伐採したクヌギを引き出し、チェンソーで1mに玉切りします。
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その後、キャタピラのついた運搬車で山から運び出します。このあたりのことについては、別の機会に取り上げることがあるでしょうから、今回はこの程度で終わりとします。


<12月23日(金)>妙見演習林納会  
10時~15時
妙見演習林 
 妙見演習林は、私達が山仕事の実習をする場所です。
菊炭の原木のクヌギを伐り出すには総合的な山仕事の能力を要求されます。
炭焼シーズン以外(5月~11月)は演習林で実習活動をします。
今年は竹の間伐材を利用して、鹿の侵入を防ぐ防護柵を張り巡らせたり、林床に太陽光が入るようアラカシの大木、その他、常緑照葉樹の除伐などを実施しました。
 今の挑戦目標は一昨年の台風で倒れた木の処理です。 幹の直径30cmを超えるコナラの大木6本が倒れ、演習林の下の沢への道を塞いでいます。
コナラは根を大きく張らない為、大木になると他の木に比べ、風に弱いそうです。
本来なら倒れた時点ですぐに処理する方が伐り易いのですが、自信が無く放置してきました。枯れると木が硬くなり、伐るのがなお大変ですが・・・・  
 コナラは里山の代表的な樹木で、クヌギと同じく根元で伐採すると、新たなひこばえ(枝)が株立ち状に伸び(萌芽再生と言います)繰り返し使えます。昔は薪炭用に6~10年サイクルで伐採されましたが、今では椎茸のホダ木に利用される程度で大木になってしまったものをあちこちで見かけます。大きな台風の後、無残な姿を見ることになるのでは・・・ 
 風倒木の処理は危険な作業で、高度の技術を要求されます。
来年はそろそろ、その処理に挑戦しようと思います。
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台風で倒れたコナラの大木です。
雪が積もっています。








 伐るだけではありません。今月11日には、アラカシを伐った後に、クヌギを10本植樹、その目印に、ヒノキの間伐材の輪切りを並べました。
演習林にはクヌギは1本もなかったのですが、クヌギ林を造ろうという魂胆です。
 22日にはMさんが能勢の山から柚子の幼樹を移植しました。桃、栗3年、柿8年、柚子は12年と言います。柚子の果実を収穫するのはMさんに間違いありません。「柚子の里」を造ると言うのですから。
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2005年納会
 納会前日にに大雪が降り、交通機関の乱れで参加できない会員が多く、18名で納会を実施しました。演習林内の整理も、雪のため思うに任せず、そこそこに懇親会に移りました。
猪と鹿肉の差し入れがあり、猪と豚肉を入れた、イノブタ汁に、メインデイッシュは鹿肉の菊炭網焼きです。鹿肉が大変好評でした。本当に美味かったです。 
 鹿肉を食べる文化を日本にも導入すべきでないでしょうか。鹿の天敵のオオカミがいなくなり、繁殖し過ぎて農家は鹿の害に悩まされています。菊炭の原木、クヌギも春先には新芽が鹿の食害に会います。人間がオオカミを駆逐したのだから、オオカミに変わって鹿の天敵役を果たしたらどうでしょう。
ニュージーランドで食肉用に鹿を放牧しているのを見て驚きましたが・・・
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贅沢にも、菊炭焼きです。














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 最終は演習林村長Tさんの音頭で、手締めで今年の演習林活動を終えました。





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 上には明るく美しい空が見えました。

# by cn1397 | 2005-12-24 16:58 | 活動記録Ⅱ | Comments(0)

活動記録   

<12月15日(木)>名月窯支援活動  伐りだしルート開き 
9~15時
 炭材のクヌギを伐り出すためのルート造りに取り掛かりました。
人の背丈以上に笹が繁茂しているのを切り開いて行きます。途中、倒木等もあり、鋸を振るうこともあります。ツルが至る所にあり、山の手入れが行き届かず荒れています。
e0049740_17521782.jpg 背丈以上に生い茂った笹を切り開きます。
 日本の里山の殆どがこのような状態で放置されています。
放置された里山は林床が暗くなり、育つ植物の種類が減少します。すると、それを食料にしていた昆虫や鳥、小動物などが消え行きます。



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道筋をつけて行きます。

 家庭で、薪や炭を使い、落ち葉を集めて堆肥にしていた時代は、里山も明るく、生物の多様性も豊かで元気な森が沢山ありました。松茸も沢山採れましたよね。
その頃は地球環境が話題になることもなかったですね。
 今も、炭焼が続いている地域では辛うじて、部分的ではあるけれども明るい里山が残っています。里山は定期的に木を伐ってやることで元気になるのです。
 
 3名が応援に入り、4名でルートを切り開いて行きました。一応の道筋がつけられたので、明日の別働隊がさらに道幅を広げる作業をすることになります。
 
 持ち主が違う山の境界の印でしょうか、山の中腹辺りから頂上に向かって、見事な台場クヌギが連立していました。その巨大な姿が神秘的で、あたかも、山の神の在所へ道案内してくれているように感じられました。
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 柚子の木が何本かあり、実をたくさん取ってきました。近所の独居老人にお裾分け(3人もいます)大喜びされました。私は柚子湯で身体を温めます。

<12月13日(火)>黒川窯支援活動  クヌギ植樹作業 
9~15時
 風の冷たい寒い日でした。 
2年後に苗になるドングリの成長が待ち切れないのでしょう、クヌギの苗150本を購入、植樹しました。3人が応援に入り、5名での作業でした。
植樹場所は雨森山(383.7m)が水平に見えましたから、かなり、高い所です。
150本は植えてみると、ほんの少しでしかなく、年明けに、250本追加しようとのことです。

植樹場所から南西、一庫ダム方向の風景です。e0049740_13595724.jpg














山での植樹作業を紹介します。
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 植樹場所は下草を刈っただけの状態でした。
 真ん中に、枯れた台場クヌギが1本立っていました。



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マクリ作業。
 刈った下草を回転させながら、巻き込んで行き、斜面の下に整理します。







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マクリ作業終了後です。植樹の準備が整いました。








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植樹作業です。








植え終わりました。
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<12月8日(木)>定例活動日(池田炭振興協会・窯打ち見学・能勢町)
  炭焼窯が造られるということで見学及び手伝いで参加。
縦横2.1m、高さ最大1.6m(事務局呼称・・池田窯)。学習用か?直径2~3cmのリョウブ、ソヨゴの木で組まれたワクに土を打ちつける作業である。
8時集合で作業開始
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筵で覆う












筵覆い完了
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土突き開始













土つき終了間近
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93歳の長老 荒木さんが唄われる「窯築歌」に合わせて槌を突く
e0049740_16573749.jpgどなたもサンヨ
ヨ~イ ヨイ
揃ったかサンヨ
ヨ~イ ヨイ 
唄いましょサンヨ
ヨ~イ ヨイ
つき出すサンヨ
ヨ~イ ヨイ 
土が締まりだしてサンヨ
ヨ~イ ヨイ
槌が鳴り出してサンヨ
ヨ~イ ヨイ
りゅんりゅんと鳴り出してサンヨ
ヨ~イ ヨイ
納めたよサンヨ 
ヨ~イ ヨイ

千本突き(最終、窯の天井部分の土つき)
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午後2時見事完成
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<12月5日~6日>田舎暮らしに憧れたNさん別邸訪問
 仲間のNさんが田舎暮らしに憧れ、岡山県は大原町、武蔵の故郷に別邸を構えられました。最寄の駅名は正しく「宮本武蔵駅」。
 築110年の藁葺き屋根の由緒ある屋敷。母屋に加え、物置兼用の別棟に作業棟、合計3棟の建物に、畑と山林。完璧な舞台が揃っています。
元所有者の名字は「新免さん」!
 山林の手入れの助っ人に菊炭友の会の有志6名が駆けつけました。しかし、思わぬ大雪で急遽?山仕事を雪見酒に変更? 当主手造りの囲炉裏を囲み、談論風発。楽しい一夜となりました。
当主のNさん「ゆめ、一宿一飯の恩義をお忘れなきよう・・」 
それはまたの日に返すことにし、帰途「武蔵の里」に立ち寄り、温泉に浸かり、良き骨休めの日となりました。大雪サマ様でした。
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雪の中のN邸
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お隣さんまで50m
                近くの家並
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庭の寒椿

     雪降り止まず
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<11月28日>黒川窯支援活動クヌギ伐り出し開始 
 8~16時
<炭焼シーズンの幕開けです>
 少し早いかなと思いますが、クヌギの切り出し作業が始まりました。
25日には、窯を暖める為、椎茸のホダ木として使用済みとなった古いクヌギを詰め込み点火し、今日も(29日)勢いよく煙が出ています。
来月10日頃、本焼きの予定のようです。
 余談ですが、土に返りかけたホダ木を整理していると、カブトムシの丸々太った幼虫が沢山出て来、それらは別の場所で飼育することにしました。
 私達の応援も11月28日からスタートしました。まだ、シーズン初めということで、 素晴らしい紅葉の中で、山仕事を楽しんでいるという雰囲気です。
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太陽の移動に従って、変化する紅葉が大変美しく、面白いものでした。
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クヌギの切断面です
この放射状の線が炭に焼くと菊の花模様になります。 
お茶炭は樹皮が薄いのが良しとされます。これは、やや厚めですね。







<11月12日(土)> 一庫ダム主催 クヌギ植樹会に参加

  環境省の「里地里山保全再生モデル事業」の一環として一庫ダムがクヌギの植樹会を開催することになり、「菊炭友の会」も6名参加しました。
 当日は、朝の雨もようも、いつしか快晴になり、兵庫県立大学 服部 保教授の 「猪名川上流域の里山の特性」という講演を聞いた後、主催者発表 約70名で、用意された700本の苗木を、午前中で、ほぼ植え終わりました。
昼にはとても美味い猪汁が振舞われました。

<クヌギを植えて里山を造ろう大作戦!>
上記、大作戦が下記要領で展開されます。菊炭友の会も参加申請を致しました。時間のある方は、奮って参加して下さい。詳細は、11月10日の定例会でお話します。
           ー 記 ー
開催日時:11月12日(土)  午前9時から午後1時まで
集合場所:一庫ダム管理所
実施内容:1.講義 一庫の里山について  服部 保先生(兵庫県立大教授)  
2.クヌギ苗の植栽(クヌギ苗500本) 
主   催:一庫ダム水源地域ビジョン推進協議会
共   催:環境省[里地里山保全再生モデル事業]

(この植栽場所は、この冬、私達がクヌギを伐採した横です)

<無事植樹が出来ました>主催者発表で参加者は約70名。 11月12日(土)
朝のうちは雨模様でしたが、やがて快晴、良い汗をかきました。しかし、慣れぬ仕事にオツカレギミ・・・
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小学生(3年)も参加、頑張りました。  

今は、背丈はクヌギに断然勝って
いるけれど、これから、どうなるか
これも楽しみ。




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<苗の作り方>
ドングリは10月から11月に露地植えする。
土には腐葉土と、水はけを良くする為に粒子の細かい赤玉土をまぜる。
乾燥しないように、藁をかける。
水やりは自然の雨に任す。
芽は4月から5月に出る。
1年間で40から50cmに育つ。
1年後、木も根も合わせて12cm位に切って、ポットに移植する。
木の部分5cm位。根の部分5~7cm。
ポットに移植して1年(ドングリから2年)経過したものが、この苗である。

<11月10日(木)>定例活動日 妙見演習林内の除伐  
10~15時
林床に光を入れる為、アラカシとコナラの大木を伐採した。
直径35cmのアラカシ1本の伐木でできた空間(左:伐採前 右:伐採後)
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伐木準備
(左:伐る木にロープをかける 右:倒す方向の木に滑車をつけロープを引く)
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伐木と後処理
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<10月13日~10月24日・11月 6日>黒川窯支援活動  クヌギ林造り
 「炭焼の仕上げの仕事としてクヌギ林を造りたい」
この窯主の意向を汲んで「菊炭友の会」挙げて支援することにしました。
 ドングリ集めについて他のサークルの応援も頂き、短期間に予定数が集まり、無事、種蒔きを終えました。
 ドングリ拾いから、苗を育て、植樹迄、2年間を要するプロジェクトです。
 クヌギは萌芽再生しますから、炭焼の為に8年から10年サイクルで伐ります。
しかし、ドングリから育てた木が炭の原木として使えるように育つまでには20年ほどかかると言います。
木は地中にしっかりと根を張ってからでないと成長しないからだそうです。
20年後、私達や世の中はどうなっているでしょう。
これが林業という仕事なんですね。

<ドングリ拾い終了!>   (10月24日) 
約3000個、集まりました。今シーズンはこれにて終了します。
ご協力ありがとうございました。
 これからは、2年後の植樹にそえ、立派な苗を育てるとともに、山の植栽場所の整備をしなければなりません。
 それぞれのタイミングで、私達も応援をしたいと思います。その時には、よろしくお願いします。
 なお、ドングリから苗を育て、木に成長するまでの過程を身近で観察するのも面白いのではないでしょか。そういう意味で、庭の隅、あるいはプランターで育ててみては如何でしょう・・・

11月6日 ドングリの種蒔きをすませました。
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トロ箱55杯、約4000個の種蒔きをしました。
来春、芽がでるまで、この状態で育て、芽が出ると、ポットに移植します。
その時には沢山の人手が要ります。
よろしくお願いします。
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 (1箱に約70個のドングリを植えつけました)




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(この木を炭に焼くのは、この兄弟?)

<10月13日(木)>第2回定期総会妙見演習林
10時~14時
・第1期会計報告並びに活動内容反省
・第2期選任スタッフ選出 3名重任、2名退任入れ替え
・第2期活動方針について話し合い(大筋決定)
・その他打ち合わせ
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(昼食後の談笑風景)
・クヌギのドングリ拾い 一庫公園(14時30分~15時30分)
  クヌギ植林用苗作りのため  時期尚早か? 7人が1時間で200個のみ
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(ドングリ探しの風景)

# by cn1397 | 2005-10-13 19:58 | 活動記録 | Comments(0)

菊炭とは   

木炭は炭化法の違いにより、白炭(しろずみ)と黒炭(くろずみ)に分類される。
白炭は初めは低温、のちに高温(1000℃)にして熱したあと、窯の外に出し、消し粉をかけ消火し作る外側は灰白色、切断面は貝殻の内側のような光沢がある。打ち合わせると、かたく澄んだ金属音がする。
炭質はかたく、着火しにくく、燃焼もゆるやかで火もちがよい。遠赤外線を大量に発生させるので、うなぎの蒲焼、焼き鳥など調理用の炭として重宝されている。
紀州備長炭が有名。備長炭は炭材としてウバメガシを使っている。燃料以外に水の浄化用にも利用されている。
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一方、黒炭は窯の中で400~700℃で、炭化したのち、窯を密閉消火し、冷却してから出炭する炭材にはナラ、カシ、マツ、クヌギなどが用いられる。
炭質は柔らかく、点火しやすい。燃え方も早く、容易に高い燃焼温度が得られる。
世界の木炭のほとんどがこの黒炭の仲間である。
黒炭のうち、クヌギを炭材としたものは、切り口に菊の花のように放射状に美しい割れ目があり、「菊炭」と呼ばれ、黒炭のなかでも最高級の炭とされている。
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菊炭のうちでも、大阪府池田市を集散地として全国的に有名になったのが池田炭であり、ブランド化した。
池田炭は火持ちが良く、火力も強い、煙が出ない、火花が飛ばない、ほのかな馥郁たる香りなどで、古くから諸国第一の炭として名声を博し、今も茶道では、無くてはならぬ炭となっている。
 池田炭(菊炭)の本場は兵庫県川西市の北部、一庫、国崎、黒川地区であるが、今もその伝統を守り炭焼を続けているのは二軒になってしまった。 
1960年代の燃料革命までは、黒川地区だけでも35戸中20戸が炭を焼いていた。

# by cn1397 | 2005-10-11 12:03 | 菊炭とは | Comments(0)